第72回ペットにまつわるエトセトラ

120824tbc今、東北放送ラジオに生出演してきました。今朝のお題は、H24年8月24日(72回目)災害時のペット保護について
今週の月曜の朝に災害時にペットの避難についてお話しましたが、その補足をお話しましょう。
震災が起きた場合  ペット避難所を設けていればなおよいでしょう。例えば犬猫小動物などにわけることもペットストレス軽減になると思う。できれば 学校のクラスの中にペット種別でわけられると非常によい。避難所には多く人が入りその中には、犬アレルギーや猫アレルギーの人もいる可能性もあるので その辺の対応を考慮しなければならない。
また多くの犬や猫が、1ヶ所に集まるとなれば 犬の場合の伝染病(ジステンバーや犬パルボウィルス犬伝染性 肝炎犬伝染性咽頭気管支炎 犬パラインフルエンザ感染症 レプトスピラ病など) 猫の場合の伝染病( 猫ウイルス性鼻気管炎 猫カリシウイルス感染症など 猫汎白血球減少症の3種混合ワクチンと、猫白血病ウイルス感染症を足した4種混合、クラミジア感染症を加えた5種混合、猫カリシウィルス感染症)が、移り蔓延する可能性もあるので予防ワクチンを接種していることが大事です。しかし そうはいっても犬や猫と予防ワクチンをしていない犬猫も来ると思われるので その場合は隔離して獣医師に健康チェックをしてもらい安全確保のため予防ワクチン打つなどの対応も必要です。

また 外飼いしている猫や野良猫の場合、猫エイズに感染している可能性もあるのでこの辺も理解していなければなりません。また、咬み合い流血の大喧嘩や交尾がなければ他の猫にうつる事は極めて稀だと聞いています。猫エイズとは、ネコ免疫不全ウイルスに感染することで引き起される病気です。感染ルートで最も多いのは猫同士の激しいケンカで、ケンカによってできた咬み傷の中に、唾液中にあるウィルスが侵入することで感染してしまうのです。ちなみに猫エイズはヒトにはうつりません。このような猫エイズにかかった猫の対応も考えておかなければなりません。
また 夏であれば ノミダニが、体についていないか?など細かい点でも考慮しなければなりません。
そのためにも地元の獣医師やペットショップの協力も必要かと思います。

震災時は、子どもや高齢者の弱者を守らなければなりません。私は、ペットも弱者だと思いますので困難な時期だからこそペットも守る国民であってほしいと願っています。

参考文献 災害ペットを救う 長崎出版
ペットと幸せに暮らす 千代田区保健所生活衛生課
次回の9月14日(金)は、鳥の目から見る世界(73回目)お話をしましょう。