第152回ペットにまつわるエトセトラ

15125saruTBCラジオに出演してきました。

27年12月25日(金)干支にちなんでさるについてパート1(152回目)話してきました。
今朝は、リスナーからの質問で散歩の後にブラッシングをするとフケが、たまにでることがあるけどどうして?と言う内容でした。
考えられるのが、シャンプーが、キッチリ濯いでいない。部屋で飼っている場合、気温設定が高すぎて皮膚が、乾燥したため 黒毛の場合、フケが、目立ちやすいこともあるかもしれません。
シャンプー自体が、その子に合わない。フードが、合わない。ストレスによるものなど原因は、多岐に渡ります。
ごっそり抜けて禿げしまうような部分があるのであれば皮膚病やアレルギーも考えられるのでひどい場合は、やはり動物病院で診療頂くことをおすすめします。

さて本題です。今年も残りあとわずかですね。と言う訳で来年の干支は、さる(申)の話をしましょう。
人間は、さるから進化したと言われています。そのさるの中でも最もヒトに近いのが類人猿です。ヒトとチンパンジーは、98.6%まで共通していることがわかっています。ヒトと類人猿の外観の違い(サルには体毛がある)もたった一つの遺伝子の異変によって起こると考えられているそうです。

サルは、一日何回食事をしていると思いますか?答えは、決まっていないそうです。理由は、2つあって一つは、野生の霊長類にとって採食は、食べ物が、とても小さくおなかが一杯になるには、長い時間をかけなればならないのです。
冬の金華山島のニホンザルは、日中の時間の70%にもおよぶことがあるそうです。金華山島のニホンザルの冬の食べ物は冬芽樹皮の裏の形成層を食べます。これは、地面にばらまかれたゴマをつまんで食べるようなものなんですよ。
もうひとつの理由は、霊長類の場合、採食は、極めて個別的なのです。食べるときは、バラバラで食べて休息スルときは毛づくろいするため集まることはあります。

皆さんは、家族やまた 仲間でもいいのですが、一緒に食事をされていますか?動物の中で共食をするのは、動物の中で 人間だけです。
食事は、どんな食べ物をとるか?も もちろん 重要ですが、誰とどのように食べるかも考がましょう。実は、それが人間が、人間らしく生きるための重要な要素なんですよ。
太古の昔、人間は、身体能力が弱く 自分達より体力の勝る動物を獲物として捕らえることなど一人の力では、到底、無理でした。そこで集団で 捕らえる術を習得した。

「同じ釜の飯を食う」と言う表現が示すように 同じときに同じものを食べることは、人間同士の心をつなぎ絆を強める働きがあるんです。一緒に食べることは、家族の一体感を深め、確かな信頼関係を築きます。その蓄積が、他者への思いやりや想像力を育てるのです。
今、家族で食卓を囲むことが、難しい時代ですが、みんなで時間を調整し 一家団らんすることは、人間らしく生きる上で かかせないことなのです。
せっかく、人間として生まれてきたのですから 他の動物には、体感できない一緒に食べる楽しみを味わいましょう。年末年始は、人が集まるいい機会。楽しい仲間といいお正月を迎えましょう。
H28年1月15日(金) 干支のさるについてのパート2 (152回目)についてお話しましょう。
参考文献 内科医からみた動物たち 講談社 新しい霊長類学 講談社

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