第180回ペットにまつわるエトセトラ

H29年2月24日(金)朝、TBCラジオに生出演してペットの話をしてきました。お題は、ハムスターは、くすぐると笑うか?まずは、先に答えを!ハムスターのお腹をくすぐると笑います。ただ声は、私たちには、聞こえない超音波の域である50kHzの笑い声を発するそうです。そしてくすぐられたハムスターは、声を出しながらうさぎのようにピョンピョンと飛び跳ねたりもするそうです。これを喜びジャンプと言うそうです。子ども嬉しいことがあると何故か?ピョンピョン飛びますよね。うれしい時に飛び跳ねるのは、ひつじ、きつね、モルモットなど多くの動物が行います。
ラットの声は、ポジティブな感情(食べ物を得た時や生殖活動の時)をあらわす50kHzの高い声とネガティブな感情(空腹時やストレスを感じた時)をあらわす22kHzの低い声の2種類があります。
私達も嬉しい時は、高い声をあげますから一緒ですね。(笑)
ラットのくすぐり実験の話です。 生まれたばかりのラットを1匹にして孤独な状態にするとストレスに対して敏感になってしまいます。そして1日5分(2週間)くすぐってあげる子とそのまま育てたラットでは、2週間後にラットに恐怖心を植え付けるため特定の音が鳴ると床に電気が走り痛みを感じさせます。するとラットは音が鳴っただけで、恐怖を覚え、すくむようになります。ところが、くすぐり刺激を継続的に与えられたラットは、そうでないラットに比べ、音が鳴っても恐怖ですくむ回数が明らかに少なくなるのです。毎日継続的に笑っていたことで、恐怖の記憶が薄らぎストレス反応が緩和されたと言うのです。人間もこのラットのように笑いにつながる“快“の感情を日々重ねることでストレスを発散できるようになるのです。家族や仲間同士で冗談を言い合って笑ったり、漫才や落語で爆笑することで楽しいと言う快の感情が増えれば幸せになれるのです。
 『幸福論』を書いたフランスの哲学者・アランは、こんな言葉を残しました。「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」人生、笑ったもの勝ちですね。一緒に笑って過ごしましょう。
次回の3月10日(金)は、狂犬病についてお話をしましょう。

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