第196回ペットにまつわるエトセトラ

平成29年10月27日(金)朝、TBCラジオにペットの話で生出演してきました。お題は、犬がなめる訳について!
飼い主の口を犬がなめるのは、下位の者が、飼い主を上位なので敬意や好意を表ししている意味と子犬が、母犬にフードをおねだりする合図として行うとも言われています。
飼い主の手をなめるのは、遊んでほしい散歩して欲しいと言う意味だったり、安心している感情を表わしていたりします。怒られた時になめるのは、反省の気持ちを表れなのです。

犬が自分の鼻や口元をなめるのは、自分自身や相手を落ち着かせる為です。
犬自身の手足を舐めるのは 、けがの痛みやノミ・ダ二がいることがありますが、その理由ではなくなめ続けるのは、ストレスが溜まっているのかもしれません。
床をなめる場合は、 食べ物を探している行為かもしませんが、緊張や不安によるストレスやヒマな時間が長く続いた時に見られますので 声をかけたり、他に注意を向け犬と触れ合う時間が大事です。
布団などいろいろな物を犬が舐めるのは、好奇心が強い犬に多いですが、エサの量か栄養が足りない可能性があるので気をつけましょう。
犬は、鼻で見る動物ですが、舐めることで認識しようとしています。
犬が人の手などなめた際にそこに傷口があるとパスツレラ菌やコクシエラ菌、回虫などの人畜共通感染症(ズーノーシス)の感染ルートになる恐れがありますから なめさせいほうが、いいでしょう。
なめようとしたら叱るのではなく お手や待てを支持してそのことを褒めて なめる意識を無くすことが大切です。床であればレモンやお酢を2~10倍に薄めてかけると効果がありますよ。

次回の11月10日(金)は、ペットの迷子についてお話をしましょう。