第139回ペットにまつわるエトセトラ

150612tbc今朝、8時30分からにのTBCラジオの生放送に出演してきました。
お題は、犬が、覚えた単語を知る方法(139回目)について 前回、人と犬の関係についてお話しましたが、その中で皆さんに伝えきれないことがありますのでそその辺をさらに詳しくお話させて頂きます。
群れは、普通、血族でまとまるのですが、犬は、他の犬とも群れを作ります。私達人間も地域全体で群れを作るというところがとても似ていますし犬は、人間をリーダーとして群れを作るのですからある意味、人間より優れているのかもしれません。
さて ここからが、本題です。最初に犬は、どれくらいの単語を覚えることが可能か?
犬は、言葉による簡単な命令を聞き分けることも可能です。訓練次第では、かなりの数の単語を教え込むことができるのです。

このように犬に言葉を教えることが可能ですが、どれくらい覚えることができるか?といえばボーダーコリーで10歳のリコと言う子は、幼い時から教えられ250個もわかることが、証明されたのです。
10個の違うものを並べ行った物を持ってくると言う実験。
知っている9個に知らない1個を入れて聞いたことない物の名前を言うと知らないものを持ってきたと言うのですから驚きです。

さらに驚くべき結果が出されたのがボーダーコリーのチェイサーちゃん。2004年生まれの女の子。チェイサーちゃんは、1000個を超えるおもちゃの名前を 覚えたそうです。実は、それ以上覚えたかもしれませんが、毎日4時間から5時間行うトレーニングを続けることが大変になってやめたからだそうです。
そうは言ってもあなたの愛犬が、どれだけ覚えられるかは、個人の能力でもあるので定かではないそうですから頑張って教えてみてください。たとえ思ったほど覚えられなくてもその教える過程で愛犬との絆がより深まると思いますよ。
H27年7月10日(金) 猫について(140回目)についてお話しましょう。
参考文献 犬と人の生物学 築地書館