第130回目ペットにまつわるエトセトラ

150130tbc今朝、TBCラジオに生出演してきました。お題は、犬猫の平均寿命。
1990年頃は、犬8.6才 猫5.1才でした。  2003年頃は、犬は、11.9才 猫は、9.9才でした。2013年は、 犬は、14.2才 猫は、15.7才⇒完全室内飼い(外に出る猫は、13.2才)        
犬も猫も長寿傾向が、進んでおり人間と同じ高齢化社会になってきています。 

 犬や猫の1年は、人間で言えば18才くらいになると言われておりその後は、人間の1年で犬や猫は、4才とるという考えがあります。成犬であれば3ヶ月で人間の歳で考えれば1才をとる訳ですから老化現象が、進むのも早いです。

 人間は、自分が、長生きしようと考えれば自ら進んで健康に留意することができますが、犬や猫などのペットは、長生きするためにどうすればいいのか?なんて考えてはいないとうかできない動物です。
と言うことは、ペットの寿命は、飼い主に委ねられている。飼い主は、責任も重いということを自覚してほしいと思います。

 なぜ?長生きになったか?それは、犬や猫のペットにも健康ブームが、訪れ飼い主も積極的に健康管理をするようになった。それと獣医療の進歩も寿命の伸びを大きくしています。

長寿の秘訣は、バランスのよい食事 ストレスの少ない生活。適度な運動というように人間と同じなんですよ。ペット自身では、このことを知る行動するという訳には、いかないのではやり飼い主が、チェックしてあげなければなりません。
長生きすることは、大事ですが、人間でも健康に関する理論を徹底的に実践する人はいないですよね。
愉しみもあり自分を窮屈に縛ることもなくなるべく長生きしたいという人が多いのではないでしょうか? 

犬や猫もほどよい飼い主の見守りの中で生きたほうが幸せなんだろうと思います。大事なことは、締めながら無理はせず気軽に愛するペットと豊かな時間を過ごしたいものです。

次回の2月13日(金)ペットを飼いたいと思ったら・・・(131回目)お話をしましょう。

第129回ペットのまつわるエトセトラ

150101H27年1月16日(金)今朝、干支にちなんで羊の話(129回目)話をTBCラジオで生出演してきました。
家畜化された順番は、 犬(1万2千年前) 羊(1万1千年前) やぎ ぶた うし(9千年前) ねこ らくだ フェレット(3千年前) うさぎ(1千年前)と言われています。
ヒツジは、群れを好む動物です。大勢のヒツジの中で誰か1匹が移動を始めると、全員がついていきます。また、群れから1匹だけ引き離されると、その1匹は強いストレスを感じるのだそうです。
イギリスの研究者たちが、研究を行ったそうです。 まず、暗い納屋にヒツジを1匹だけ入れてストレスを与えます。その状態で、1 三角形の写真    2 ヤギの写真   3 ヒツジの写真
を見せます。すると「ヒツジの写真」を見せたときだけ、心拍数が落ち着きストレスが緩和されることがわかった。なんだかヒツジが可哀そうな実験ですが、寂しがり屋な動物にはこの実験から間違いないようです。
人間の表情から感情を読み取ることもでき、「怒った人」には近づきません。人間世界でも生き抜く術を身に付けているヒツジ。私たちも見習いたいものです。(笑)

何故、眠れない日に羊を数えるのか?
眠れない時には、羊を数えるといいとよく言いますよね。これには科学的根拠はないそうです。びっくりですね、確かにヒツジが、1匹 2匹と数えても目が、覚めちゃいそうな気がします。
どうして羊を数えるのかと言う理由には、様々な説があるそうで一般的にはその発音に秘密があると言われています。その場合、発音は日本語ではなく、英語でいうヒツジ(シープ)。
睡眠時の呼吸のリズムに似ているため、自然と眠れるという説。もう一つは、シープとスリープ(眠る)と言葉に似ているので、無意識に眠りに入ってしまうという説もあるそうです。
これらの説から考えると睡眠を促すには、羊は英語で数えなくてはいけないのです。

次回の1月30日(金)犬や猫の寿命について(130回目)お話をしましょう。

第128回ペットにまつわるエトセトラ

141226tbc今朝、TBCラジオに生出演していました。H26年12月26日(金)猿の毛づくろいの意味についてでした。

毛づくろいをするのは、一人では、取れないノミを完全にとることができるからと言われています。そしてこの行為には重要なコミュニケーション機能もあるそうです。ことがわかりました。
ダンバーの見解によると毛づくろいの頻度は、50~55頭のヒヒやチンパンジーの群れでは、1日のおよそ10%~20%の時間を仲間との毛づくろいに費やすそうです。人間の毛づくろいに必要な時間は、大脳皮質の大きさから推察すると人間の群れの大きさは、約150人となり毛づくろいに必要な時間のでは、1日のおよそ40%にもなってしまう。これでは、食べることと毛づくろい以外ほとんど何もできないので人は、会話をするというもっと効率の方法を考え出しました。そのことにより複数の他人と同時に毛づくろいをしたのと同じになったのです。

毛づくろいは、脳内麻薬であるエンドルフィンの生成を促し穏やかな麻酔作用が生まれるらしいのです。
私たちは、思いを告げることや感謝したりすることは、人間関係を円滑にしお互いが幸せを感じることなのです。
猿の毛づくろいと似たような行動を人間が実際するとすれば それは、ボランティア活動や寄付行為に匹敵することになるのではないでしょうか?そう言う意味では、猿が、10%~20%を毛づくろいに通やすのであれば私たちも一日行動のうち 10%をボランティア活動に専念するなど自主性や主体性を持って生きることは、その人自身は、もちろん世の中の多くの人々が幸せな時をともに過ごせるようになるのではないでしょうか?来年は、身近な人ともっと仲良くなりその輪を広げ 全世界の人々が、幸せを感じることができる年にしたいものですね。

次回の1月16日(金)干支にちなんで羊の話(129回目)お話をします。
参考資料 「言葉の起源:猿の毛づくろい、人のゴシップ」ロビン・ダンバー著 青土社1998年)

第127回ペットにまつわるエトセトラ

141212tbc今朝、H26年11月28日(金)犬の夜泣きについて(127回目)お話をしてきました。
夜泣きをするのは、飼い主にとってご近所のこともありとても気になることですよね。
犬が、吠えるという行動は、無目的に吠えるのではなくはやり意味があると言われていれます。構ってほしいと言う甘え鳴きは、最も面倒でしつけに時間がかかります。

犬は「泣けば飼い主が来てくれる」と間違った学習してしまうとその結果、夜泣きが止むことなく無視をしても今度は要求が通らない事を不満に思い吠えて抗議を始めます。こうなっては家庭内の順位でどちらが上か分かったものではない。夜中に何度も起こされ飼い主さんの疲労とストレスも大変になります。解決方法は、徹底的に無視をすることが一番!要求が通らなければ諦めるものです。どうしてもダメな時は、大きな音をたてたりして驚かせ 吠えると嫌なことが起きると学習させる方法もありあすがその場合は、現行犯でなくてはいけません。信頼関係も壊れることがあるので気をつけて行わなければなりません。

次回12月26日(金)猿の毛づくろいついて(128回目)お話をします。

第126回ペットにまつわるエトセトラ

141128tbcH26年11月26日(金)犬の家は広い方が好きか?について(126回目)をTBCラジオで話をしてきました。
 ワンちゃんを飼われる場合、ハウスの確保は、必要です。
 ワンちゃんの部屋は、できるだけ広い方が、のびのびできていいと思っている飼い主の方がいらっしゃいます。
 でも考えてみてください。小さい頃、押し入れや物置に入ってみたりして安心したことがありませんか?人間も犬も群れの中、それも洞窟の中などで生活していました。敵から襲われた時、敵の来る方向が、決まっていた方が、安心だったからです。広い=心地よいと言う訳ではないのです。具体的には、犬が、方向転換できる程度の大きさで充分です。これ以上大きくなってしまうと落ち着きが無くなったりハウスで動き回るうちにトイレをしてしまうこともあますのでで気をつけまましょう。
 ケージに入れられたことのない犬は、閉じ込められたと感じて騒ぐことがありますが。最初のうちだけでじきになれますから無視することが大切です。ケージは、安全なプライベートルームだと思ってもらえば犬にとって過ごしやすいハウスになります。
飼い主の匂いのついたタオルやおもちゃを入れたり おやつをいれたりしてハウスの中が、楽しいと思えるようにしてあげましょう。

次回の12月12日(金)犬の夜泣きについて(127回目)お話をしましょう。                  
1月の出演は、第二第四の金曜ではなく第三第五の金曜に変更になりました。

第125回ペットにまつわるエトセトラ

141114tbc今、TBCラジオに生放送の出演をしてきました。
H26年11月14日(金)犬のしっぽについて(125回目)話しでした。
ワンちゃんが、しっぽを振っていると喜んでいる証拠だと言われますが、そうでは、ないこともあります。しっぽを振っているから大丈夫と手を出したら噛まれたなんてことがあるですよ。
ワンちゃんが、しっぽを振るのは、基本的に目の前にいる人間や犬、物などに興味を持ち注視しているときで友好的な態度だけではないのです。
初対面の人に家に訪ねた時、興奮気味に尻尾を振るのは、不安に思っているのかもしれません。その時、歓迎してくれたと勘違いして頭を撫でようとするとガブッと噛まれることがありますので気をつけましょう。手の平を見せながら下から近づくほうが、いいです。

犬が、穏やかにしっぽを振っている場合は、服従性を示していて嬉しいとも感じてる時です。
上向きにしっぽを立ててゆっくり振っているときは、自信満々の時と思っている可能性があるのでそんな時、頭やお腹を撫でようとするガブッと噛まれることがあります。
上向きでせわしなく小さく小刻みに振る場合は、警戒しています。この時も手をだすのは、危険です。
嬉しい時は、しっぽの向きが、少し下向きになります。そして腰を少し落として円を描くように振ります。
嬉しい時や飼い主や他の犬と仲良くしたいと思っている時は、付け根からしっぽをブンブン降っている時です。しっぽと顔の表情から犬の気持ちをわかってほしいと思います。(笑顔)

柴犬は、巻尾ですが、これは、イノシシや豚の尻尾にも見られるように家畜になった動物の特徴で 尻尾の筋力の低下で生じるようになった聞きました。

チンパンジーにあるのに人間には尻尾が無い理由。それは、人間が、二足歩行になり立ち上がったからだと言われています。立ち上がったことでシッポが汚れやすくなった。尻尾があると常に力をいれて振り上げる必要があり。重心が高くなったことでお尻の高さにある尻尾より肩の関節を柔らかくして腕でバランスをとったほうがいいからです。実は、人間の腕は、尻尾の役割もあったのです。
次回の11月28日(金)犬の家は、広いほうが、好きか?(126回目)お話をしましょう。        
参考文献 面白いほどよくわかる イヌの気持ち 日本文芸社

第124回ペットにまつわるエトセトラ

141024tbcペットにまつわるエトセトラ H26年10月24日(金)犬の記憶について(124回目)話してきました。
犬の記憶ってどれくらい時間 覚えていると思いますか?犬は、カーペットにしてしまったオシッコのことをしばらくした後だと怒っても理解できないと言われたりします。
そうかと思うと 澁谷にある銅像にもなったハチ公は、飼い主が、急死した後も渋谷駅に毎日通って死ぬまで10年間も待ち続けたと言う話もあります。
この理由は、記憶には、短期記憶と長期記憶がありからです。
人間の短期記憶は、2年くらいまで覚えていることがありますが、犬は、10秒から20秒程度です。だから 悪い行為をたしなめるには、その場でないとダメなのです。
犬は、1分前のいたずらを記憶していないということなんです。

お手やお座りができるのは、長期記憶へ移行したらなのです。長期記憶にするには、同じことを何度も繰り返すことで覚えるようになり覚えるようになるのです。
犬が、得意な記憶が、連想記憶。例えば キャリーケースに入れられ動物病院へ行くとキャリーを見ただけて病院が、連想され 痛い思いをしたので行きたくないというのは、しっかり覚えてしまします。
犬は、匂いや場所 その時の雰囲気で覚えていて 場所が、変わると気づかないこともあるようです。
自宅では、お手が、できるのに初めて行った公園では、できないなんてこともあるんです。

人間だって試験やスポーツ競技で緊張してできないことがありましたから同じ動物 似たところがあるともいえます。
記憶の仕方の特徴の違いは、犬は、鼻で記憶し人は、目で記憶しているところだと思います。私たち人間が、犬の鼻の能力を持っていたら世界観は、また違うものになっているかもしれません。
テレビやパソコンのような映像は、発達せず匂いが、でる装置が、自宅にあるかもしれません。(笑)
次回の11月14日(金)犬の家は、広い方が、好きか?(125回目)お話をしましょう。