第125回ペットにまつわるエトセトラ

141114tbc今、TBCラジオに生放送の出演をしてきました。
H26年11月14日(金)犬のしっぽについて(125回目)話しでした。
ワンちゃんが、しっぽを振っていると喜んでいる証拠だと言われますが、そうでは、ないこともあります。しっぽを振っているから大丈夫と手を出したら噛まれたなんてことがあるですよ。
ワンちゃんが、しっぽを振るのは、基本的に目の前にいる人間や犬、物などに興味を持ち注視しているときで友好的な態度だけではないのです。
初対面の人に家に訪ねた時、興奮気味に尻尾を振るのは、不安に思っているのかもしれません。その時、歓迎してくれたと勘違いして頭を撫でようとするとガブッと噛まれることがありますので気をつけましょう。手の平を見せながら下から近づくほうが、いいです。

犬が、穏やかにしっぽを振っている場合は、服従性を示していて嬉しいとも感じてる時です。
上向きにしっぽを立ててゆっくり振っているときは、自信満々の時と思っている可能性があるのでそんな時、頭やお腹を撫でようとするガブッと噛まれることがあります。
上向きでせわしなく小さく小刻みに振る場合は、警戒しています。この時も手をだすのは、危険です。
嬉しい時は、しっぽの向きが、少し下向きになります。そして腰を少し落として円を描くように振ります。
嬉しい時や飼い主や他の犬と仲良くしたいと思っている時は、付け根からしっぽをブンブン降っている時です。しっぽと顔の表情から犬の気持ちをわかってほしいと思います。(笑顔)

柴犬は、巻尾ですが、これは、イノシシや豚の尻尾にも見られるように家畜になった動物の特徴で 尻尾の筋力の低下で生じるようになった聞きました。

チンパンジーにあるのに人間には尻尾が無い理由。それは、人間が、二足歩行になり立ち上がったからだと言われています。立ち上がったことでシッポが汚れやすくなった。尻尾があると常に力をいれて振り上げる必要があり。重心が高くなったことでお尻の高さにある尻尾より肩の関節を柔らかくして腕でバランスをとったほうがいいからです。実は、人間の腕は、尻尾の役割もあったのです。
次回の11月28日(金)犬の家は、広いほうが、好きか?(126回目)お話をしましょう。        
参考文献 面白いほどよくわかる イヌの気持ち 日本文芸社