第154回ペットのまつわるエトセトラ

160129tbc今朝、TBCラジオに生出演してきました。お題は、心臓の機能について
心臓が、どこにあるか?と聞けばほとんどの人が、左胸のあたりを指すと思いますが、心臓は、中央にあるんです。心臓の左側から全身に血液を出す鼓動を感じるからでしょう。

さて人の心は、どこにあるでしょう?それは、心臓だと思いますよね。英語のハートと言えば心であり心臓も意味しているそうです。でも考えてみれば心臓は、血液を送り込むポンプでありただ単にポンプの役割なのに・・・
心が、心臓の場所を指すのは、心拍数が原因だです。私たちは、不安など緊張状態にあると心拍数が早くなります。
不安になると心拍数が、上がります。すぐ逃げられるようにアイドリング状態にするためなんです。
頭で考え心臓に伝わると言うことなのですが、逆もあると言われています。自分自身は、理性では解っていなくても不安な雰囲気を感じ取ることで心臓の心拍数が、上がりその現象で脳が感じて行動する。「人は、悲しいから泣くのではない 泣くから悲しい」と言う意味から察することができますよ。心臓と心の機能は、強く繋がっているのです。
理性は、頭で考える。感性や感情は、心で考える。実は、コンピューターは、緊急事態においての行動を変えることが、難しいそうで人間は、感情で動くことができるから的確な行動を取れたりします。
時代は、理性を重要だと感じることが多かったかもしれませんが、自分自身の感情のことも考りょすることも大事だと思います。それは、幸せを見つける近道かもしれません。

話は、変わりますが、動物の心拍数は、それぞれ違います。ハツカネズミの心拍数は毎分600回、ゾウになると約40回になります。人間ですと60~75くらいです。
体の小さな動物は、心拍数が早く大きい動物が、心拍数が、遅いのです。
その理由は、体が、小さいということは、簡単に言えば お椀に入っているお湯を一定に保つのと お風呂のお湯を一定に保つのでは、上げ下げするのに お椀の場合、すぐ上がりますが、すぐ下がります。
小さい体の恒温動物が、一定に保つには、心臓を早く動かさなければ いけないということなんです。
このことにより小さい動物は、短命だと言われていますが、心拍数の違いは、その動物が、感じる時間の長さも違うのです。
ハムスターが、寿命が2年と言う歳月は、人間にしてみれば短いと思いますが、生きている感覚は、人間と変わらないのかもしれません。時間を感じる長さは、動物それぞれ異なると言うことなのです。

H28年2月12日(金)犬の臭覚について (155回目)についてお話しましょう。
参考文献 観察する目が変わる 動物学入門 ベレ出版