第182回ペットにまつわるエトセトラ

TBCラジオにH28年3月24日(金)朝、生出演してペットの話をしてきました。お題は、狂犬病予防注射について
平成29年度狂犬病予防の集合注射は、仙台市では、平成29年4月6日(木)~4月26日(水)までお近くの公園などを会場に行われます。 市政だよりや仙台市HPに掲載されていますので ご自宅の近くの会場をお調べの上 ご利用ください。
日程が調整できない場合は、お近くの動物病院へご相談頂き接種してください。高齢犬や病弱な犬もお近くの動物病院でも接種されることをおすすめしますよ。

狂犬病予防注射をする時に多くの飼い主が、シャンプーして綺麗にしてからと思われるようですが、できれば注射を受ける2~3日に前にシャンプーをされて健康状態が、良いのを確認して連れて行ってください。予防注射をする時に愛犬が、元気や食欲がない、下痢もしくはおう吐しているなどの症状がある時は、注射をやめたほうがいいですし この時期は、暑い日もあり熱中症になる恐れもあるので気をつけましょう。弱っている時に行いますと最悪、死に至ることもあります。

ところでこの狂犬病予防注射と年に1回打つ混合ワクチンがありますが、これを打つ日にちが、同時に打つことはできません。混合ワクチンと狂犬病予防注射は間隔を空けないといけません。ワクチンの種類が、生ワクチンか不活性化ワクチンかで開ける期間が、違いますので動物病院の先生にご相談ください。

最近は、気軽に海外に行ける時代になりました。そこで狂犬病の流行国に渡航される方へのお願いです。感染しないようにするには、むやみに動物に近づかないことが重要!狂犬病の流行地域に渡航する場合で、動物との接触が避けられない。又は、近くに医療機関がないような地域に長期間滞在するような方は、渡航前に狂犬病の予防接種を受けることをお勧めします。
私たち人類は、強大な恐竜に怯えながら生きてきたのですが、現代は、目に見えないいろいろなウィルスの恐怖に晒されています。見えないだけに恐怖が増大しますが、シッカリ知って行動することが、身を守ります。
次回の4月14日(金)(183回)は、うさぎの耳は何故長い?についてお話をしましょう。

第181回ペットにまつわるエトセトラ

 平成29年3月10日(金)朝、TBCラジオに生出演してペットの話をしてきました。お題は、狂犬病についての話。
狂犬病は、日本国内では、現在、発症しておらず過去の病気と思いがちですが、世界では、150以上の国や地域で狂犬病が確認されており世界では、今もなお毎年5万5千人ほどの人命が、失われています。
狂犬病は、飼育されているペット(ネコ、ウサギ、ハムスターなど)、家畜(牛、馬、豚など)、野生動物(コウモリ、キツネ、スカンク、アライグマなど)にも感染します。咬まれたり傷口から唾液などを介して人に広がると言われています。
人間が、感染した場合、初期は、風邪に似た症状でその後、局部麻痺が起きたり水を見ただけで怖がったりし、不安、不眠症、興奮状態、混乱、妄想、幻覚、発作的な敵意、狂乱状態を引き起こし、最後は、呼吸まひで死亡することが多いそうです。
発症したら致死率は、ほぼ100%と言う恐ろしい病気なのです。私は、人が、狂犬病にかかった状況をビデオを見たことがありますが、見るに堪えないものでした。

世界で狂犬病が、無くならない訳。

狂犬病の発生のタイプには、「都市型」(インド、中国など)、「森林型」(ヨーロッパやアメリカなど)の2つがある。都市型は、人口過密な地域の中に、狂犬病の犬が徘徊し人間への咬傷で発生します。森林型は、野生動物の中にウイルスが広まっていて野生動物による咬傷により人に発症します。
野生動物にウィルスが保有されていれば狂犬病ウィルスを根絶することは、難しいのは想像できますよね。ですから海外からの病原体を検疫をすることで侵入を阻止すること。飼い主の責任で狂犬病予防注射をすることで万が一国内に入った場合でも蔓延を防ぎますので必ず予防注射を受けましょう。

次回の3月24日(金)(183回)は、狂犬病予防注射についてお話をしましょう。

第180回ペットにまつわるエトセトラ

H29年2月24日(金)朝、TBCラジオに生出演してペットの話をしてきました。お題は、ハムスターは、くすぐると笑うか?まずは、先に答えを!ハムスターのお腹をくすぐると笑います。ただ声は、私たちには、聞こえない超音波の域である50kHzの笑い声を発するそうです。そしてくすぐられたハムスターは、声を出しながらうさぎのようにピョンピョンと飛び跳ねたりもするそうです。これを喜びジャンプと言うそうです。子ども嬉しいことがあると何故か?ピョンピョン飛びますよね。うれしい時に飛び跳ねるのは、ひつじ、きつね、モルモットなど多くの動物が行います。
ラットの声は、ポジティブな感情(食べ物を得た時や生殖活動の時)をあらわす50kHzの高い声とネガティブな感情(空腹時やストレスを感じた時)をあらわす22kHzの低い声の2種類があります。
私達も嬉しい時は、高い声をあげますから一緒ですね。(笑)
ラットのくすぐり実験の話です。 生まれたばかりのラットを1匹にして孤独な状態にするとストレスに対して敏感になってしまいます。そして1日5分(2週間)くすぐってあげる子とそのまま育てたラットでは、2週間後にラットに恐怖心を植え付けるため特定の音が鳴ると床に電気が走り痛みを感じさせます。するとラットは音が鳴っただけで、恐怖を覚え、すくむようになります。ところが、くすぐり刺激を継続的に与えられたラットは、そうでないラットに比べ、音が鳴っても恐怖ですくむ回数が明らかに少なくなるのです。毎日継続的に笑っていたことで、恐怖の記憶が薄らぎストレス反応が緩和されたと言うのです。人間もこのラットのように笑いにつながる“快“の感情を日々重ねることでストレスを発散できるようになるのです。家族や仲間同士で冗談を言い合って笑ったり、漫才や落語で爆笑することで楽しいと言う快の感情が増えれば幸せになれるのです。
 『幸福論』を書いたフランスの哲学者・アランは、こんな言葉を残しました。「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」人生、笑ったもの勝ちですね。一緒に笑って過ごしましょう。
次回の3月10日(金)は、狂犬病についてお話をしましょう。

第179回ペットにまつわるエトセトラ

ペットにまつわるエトセトラ  第2 第4金曜 朝8時30分~
H29年2月10日(金)朝、TBCラジオに生出演してペットの話をしてきました。お題は、ハムスターの飼い方。
ハムスターのケージは、高さより平面が、広いほうがいいのと回し車は、いれてあげましょう。理由は、野生では、7キロから数十キロも一晩で歩くと言われいて運動する意味でお必要です。回し車は、はしご状のものだと足を怪我することがあるので無音タイプのものがおすすめです。
昔は、ひまわりの種だけで育てたものですが、それは、間違いです。総合栄養食(ドックフードのようなドライ)が、市販されていますのでそれで育ててください。ひまわりは、おやつ程度で与えましょう。
ハムスターを元気で長生きさせるには、食事の管理。環境。(気温の激しく変わる所、湿気のある風呂場 匂いがある台所 クーラーなど風が、通る所は、やめましょう)運動(部屋に入れたままではなく夕方から夜にかけて遊んであげる)が大切です。
栄養バランスが、悪かったり環境が悪かったり運動不足になったりすればストレスが高まり免疫が、低下し腫瘍が、でたり皮膚病になったりしますので日常の観察が大事です。
たとえば 動かないなどの行動があれば具合が悪いと思いますから病院へ連れていきますよね。でも昼間に動き回って元気な時は、どうでしょう?大丈夫をおもってしまいがちですが、ハムスターにとっては、身体が痛くてどうしたら良いか分からず、異常に走りまわっているのかもしれません。 私達が、車のドアなどに手を挟んだら痛くて走り回りますよ
ね。そんな感じなのかもしれません。
昼間なのに休み無く動き回っている 行動が見られたら病気の可能性があると思い動物病院へ連れて行ってほしいです。
次回の3月24日(金)は、ハムスターは、笑うってほんと?

第178回ペットにまつわるエトセトラ

TBCラジオでH29年1月27日(金)ハムスターの生き方について話してきました。小動物の中でハムスターが人気です。ハムスターの種類は、たくさんありますが、その中でも人気なのが、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスター ゴールデンハムスターです。
人気の秘密は、仕草がかわいいですし身体が小さいので飼うスペースも小さくてすみますし、食費もあまりかかりません。犬や猫などに必要な定期的な予防接種がないこともありますね。でも飼いやすいと言っても大切な命です。飼育の仕方をしっかり学んでから飼って欲しいと思います。

ハムスター絡みでラットを用いた実験の話です。「レバーを押せば餌やおやつ(ご褒美)が、もらえる」と言う状況を作ります。それを覚えた後に「レバーを押してご褒美をもらってもいいが、何もしなくても同じご褒美が手に入る」と言う状況を作ります。レバーを押さなくても食べるのですからラットは、タダでご褒美をもらうことばかりを好むように思いますが、実際は、ラット達は、わざわざレバーを押してご褒美をもらうことが多いのです。この現象を「コントラフリーローディング」と呼びます。
コントラフリーローディングとは、例えばすぐ割引してくれる場合とスタンプカードを苦労して貯めたのを使うのでは、嬉しさも違いますしその会社を継続して使いたいと思ってしまうのです。人間の脳は、労せずに手に入れた(フリーローディング)ものよりも何らかの苦労を払って入手したものを好むのです。
この現象は、ハムスターは、もちろんハト・サル・ブタ・トリ・サカナなどでも多くの動物でみられます。どうしてタダでご褒美がもらえるのにわざわざ仕事をするのか?いろいろな仮設があるようですが、その中の一つに「食べ物を探索することが、環境内の情報を得るに役立つから」というものがある。野生動物にとって食べ物を探すことはとても重要です。食べ物を探して移動しているときに出会ういろいろな出来事は、目的のエサの在り処だけでなく天敵の居場所や仲間の居場所など新しい情報を与えてくれるのです。これらの情報を得ることで生き残る確率が、高まるからこそ動物たちは、積極的に働くのです。私達は、仕事してお金と言う報酬をもらうために働くわけですが、仕事をしている過程の中で起きる出来事や出会いの大切さを感じながら仕事ができたなら大きな仕事ができるのではないでしょうか!結果も大切だけど実は、過程にこそ幸せの欠片が、隠れているのです。
次回の2月10日(金)は、ハムスターの飼い方のお話。参考資料  動物たちは、何を考えている? 技術評論社

第177回ペットにまつわるエトセトラ

今朝、H29年1月13日(金)(177回)TBCラジオに伺い生放送で渡り鳥が、逆Ⅴ字型編隊で飛ぶ訳を話してきました。
ツルやうの仲間が、逆V字型編隊で飛んでいるをみたことがありますよね。
 鳥が、羽ばたいて飛ぶ時、ナナメ後ろを飛ぶと後ろ向きの風と上昇気流に乗ることができエネルギーが少なくすることできるからなのです。
先頭が、リーダーのように見えますが、先頭の鳥が、疲れると後ろに回り後ろの鳥が先頭になって頑張って飛んでいくのです。富んでいる途中に羽などを痛めて地上に降りるときは、健康な2羽が、一緒に降りて
元気なったら他のV字編隊飛に乗って渡ります。
これは、人間にも言えますね。同じ志を持ち 同じ目標に向かって一緒に進む人がいると 信じられないくらいのパワーが、発揮できるもので
これが、群れの特徴なのです。みんなで力を合わせる。それが、大事だし 困ったときは、周りに頼ること。それも生き抜く為の群れの特徴なのです。
雁が、逆Ⅴ字型編隊で飛行をしているのをみると 私も仲間と頑張らないとね~。と動物から教えられます。
次回の1月27日(金)は、 ハムスターの生き方ついてお話をしましょう。(178回)

第176回ペットにまつわるエトセトラ

今朝、平成28年12月23日(金)(176回目)TBCラジオに生出演してきました。
来年の干支にちなんで今朝は、鳥の話。
鳥は、空を飛びますので3Dの世界で生きています。人間とは、比べものにならないくらいの情報処理をしなければ生きられない動物なんですよ。

さて本題です。鳥が、群れになる利点について
・外敵が現れた時、多くの鳥が観察すれば、いち早く発見できます。・・・人間も知り合いの多い地域での生活は、安心安全につながります。
・襲われた時、1羽でいるより生き伸びる確率が上がります。・・・野生の世界では、体力ないものは、食べられる可能性が高くなります。弱い鳥が、食べらることで感染症の蔓延をくい止められます。
・複数でいた方が、食べ物を発見しやすいです。・・・困ったときは、助けてもらえるのです。
・一緒の生活ですからよい異性を見つけやすいです。・・・人と交わることで本人も幸せを感じることができるのです。
・若鳥の教育ができる・・・人間も核家族より大家族、地域で子どもを育てることが、とても大切です。PTA活動など忙しくて大変と言われる方が多いようですが、社会と繋がることは、子や親にいい影響を与えてくれます。

鳥の住み分けについて
森には、たくさんの種類の鳥が生活していますが、住む空間の住み分け(生活しいる空間の違い)、食べ物の住み分け(植食性、肉食性、雑食性)や、時間の住み分け(夜行性、昼行性)などが違うことで争うことなく生活できているのです。この鳥の住み分けから考えると大企業が、独占する社会より大・中・小の様々な会社が、それぞれの特徴を活かせる社会。経営者や役員など一部の人だけが豊かになるのではなく、そこで働く社員は、もちろん、協力業者も豊かになれる社会になりたいものです。

一人一人の顔が、違うように人には、それぞれ違う幸せ感があります。多くの人びとが、いろんな幸せを感じられる豊かな社会を実現したいものですね。

次回の1月13日(金)は、 渡り鳥が逆V字飛行する訳についてお話をします。