第76回ペットにまつわるエトセトラ

120811sumire2H24年10月26日(76回目)小鳥が、心を発達させた訳の話をしてきました。
2010年末「ブンチョウはモネよりピカソが好き」と言うレポートが、慶応義塾大学から出されました。以前よりハトやブンチョウやインコについて色や音楽の好みがあることが指摘されていましたが、今回のこの報告では、「鳥の心にも やはり好みのタイプが存在する」と言う主張の補強するものとなりました。
オウム目やスズメ目は、比較的最近になって進化したグループであることはわかっています。先行種を駆逐して世界中に拡散するには、より高度な脳が必要だったのかもしれません。
高度な脳が、必要な理由は、雌雄間の恋の駆け引きも脳や心を進化させる要因になったのでしょう。

オスは、メスをメスはオスを見比べて「こっちがいい」と判断します。それは、生き延びる力を持つ強い子を生み出すためです。より多く子孫を残せる可能性をもつ相手を「好ましい」と思うようになりそれが、「心」を発達させる要因になったのは確かです。
そうした判断を身につけるにあたり 生殖や繁殖に関係しない身近なものや状況についても「好き」「嫌い」の判断を下すようになったのだと考えられています。そして好みの確立は、「比較」という概念を心に植え付け さらに脳、ひいては心の発達に促す結果になったと考えることができます。
私たちも生きていく中で健康に留意することは、とても大事なことですよね。(笑)
次回の11月9日(金)は、インコにとって人は、どんな存在か?(77回目)お話をしましょう。
参考資料  インコの心理がわかる本 誠文堂新光社
売り方は、類人猿が知っている 日経プレミアシリーズ

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