臨床美術って知っていますか?私は、全く知りませんでしたが、知り合いが、この作品を展示発表したのをきっかけに知ることができました。
臨床美術とは、独自のアートプログラムに沿って創作活動を行うことにより脳が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として開発されたものだそうです。
臨床美術士が一人ひとりの参加者にそった働きかけをすることで、その人の意欲と潜在能力を引き出してくれます。
1996年に医者・美術家・ファミリーケア・アドバイザーがチームとなって実践研究をスタートさせました。医療・美術・福祉の壁を越えたアプローチが特徴で、アートセラピーの先進国にも例を見ない先駆的な取り組みとのこと。
認知症の症状改善を目標として始まりましたが、現在では、介護予防事業など認知症の予防、発達が気になる子どもへのケア、小学校の授業「総合的な学習の時間」、社会人向けのメンタルヘルスケアなど多方面で取り入れられ、いきいきと人生を送りたいと願うすべての人への希望をもたらしてくれるものです。
この臨床美術を宮町やその近隣でお住まいの方々に体験してもらい生活のクオリティが、高められないか?と思っています。
まずは、この作品に触れること。臨床美術を知ってもらうことから始めようと考えておりまして 来年1月中旬から月末の中で作品展示を杜の都信用金庫 宮町支店さんで行い、その後、実際の活動につなげたいと考えています。