第148回ペットにまつわるエトセトラ

今朝、H27年10月23日(金) TBCラジオに生出演してペットロスについて話してきました。

 この話をしようと思ったキッカケは、河北新報の朝刊(平成27年9月)にユニーク休暇と題して色々な理由での休暇を認めようという機運があると掲載されていたからです。

 ペットフードメーカーである日本ヒルズ・コルゲート(東京)では、05年11月にペット忌引休暇を創設されたそうです。ドックフード・キャットフードメーカー サイエンスダイエットと言った方が、消費者の皆さんには、なじみがありますかね?

 こちらの企業では、事前に「扶養ペット登録」は、必要だそうです。登録した犬や猫が、亡くなると1日休暇が、認められ1万円の弔慰金や弔電を出されるのだそうです。ペットだけでなく飼い主も大事にする会社の理念が伝わるなぁ。と思いました。

ペットロスを感じることは、自然なことで病気ではありません。ただそれが、長引くと問題です。長期に仕事ができない。やる気がわかない。家事ができない。などの症状があるようであれば周りの人も気遣い心療内科や精神科などを紹介してあげましょう。ペットロスくらいで病院へは、行けないと思われて診療をためらう人もいるようですが、そんなことはありませんから是非、受診して欲しいと思います。

相手の身になって考えてあげらると上司や社長が、世の中を良くしてくれると思います。

H27年11月13日(金)犬の意識について (149回目)についてお話しましょう。

参考 河北新報朝刊(H27年9月9日掲載)

第143回ペットにまつわるエトセトラ

150814tbc今朝、H27年8月14(金) 犬のサマーカット(143回目)についてお話してきました。
今年の七夕は、酷暑の中のお祭りでしたね。仙台とは、思えないような暑い日が続いていてあまりの暑さに犬の散歩も時間帯を考えなくてはならないくらいでした。犬は、地面から頭までの距離が、近いので地面からの反射熱を即、受けるため私達が、感じる温度よりさらに暑いですし犬は、裸足ですからやけどなどしないよう気をつけなければならないからです。

さてそれだけ暑い夏となると犬もサマーカットで涼しくして過ごさせてあげたいと要望が多く入ります。当店でとても多くのワンちゃん達がサマーカットにして帰ります。ちなみに犬のサマーカットとは、簡単に言えば夏場に被毛で覆われていると暑いので長毛の被毛を短くカットする事。確かに短くすると見た目が、涼しいですし毛玉ができにくくなるのでいいように思えます。毛が短ければシャンプーやブラッシングが楽にもなりますから。

サマーカットが、悪い点をお話しましょう。犬にとって被毛がある利点は、太陽からの直射日光と紫外線から、犬の体を守ることができます。また、虫が直接皮膚につくのを防くこともできるのです。被毛を短くすることは、これらの防護機能を低下させてしまいます。
サマーカットで注意したい犬種がいます。
シングルコートの犬種。例えばプードルやシーズー、ヨークシャテリアなど毛が長く伸びてしまう犬種は、バリカンカットで毛質などが変わることは、少ないようですが、アンダーコート犬種よりは格段に少ない。
アンダーコートの犬種。例えばチワワ・ダックス・柴犬・コーギー、換毛期(毛が、抜けるタイプ)犬はは要注意。根元の色が違うため毛色が変わったり バリカン後の毛の伸び方に変化が表れ伸びなくなることもあるからです。
どのタイプの犬種もボディの長さをバリカンで短くするなら5ミリ以上のほうが、トラブル防止になるでしょう。

サマーカットは、犬にとって涼しいのか?と言えば犬にとってはそれほど涼しくないのです。サマーカットをしないでどうやって過ごすことが犬にとっていいかと言えば毎日ブラッシングし抜け毛を除去し風通しを良くしたりシャンプーの回数を月1回から月2回に増やすなどする。おなか、わきの下、耳先、足先、お尻まわりの部分カットをトリマーにお願いするのもいいでしょう。

H27年7月10日(金) 犬に嫌われる人がいる訳(141回目)についてお話しましょう。

第142回ペットにまつわるエトセトラ

150724tbcTBCラジオに生出演してきました。この写真は、入口にあるTBCのウォッチン 田んぼです。だいぶ大きくなってきました。

今朝、H27年7月24日(金) 猫の水飲みについてを話してきました。

犬と猫を比べた場合、猫は、あまり飲みません。その理由は、猫は、もともと乾燥した砂漠地帯に住んでいた動物だからです。
猫の体は、体内の少ない水分を効率よく使い凝縮したオシッコを出すことができるのです。だからオシッコの臭いが、きついのです。

野生では、食べるために捉えた小動物の体内の少ない水分でまかなえるというのですから驚きです。そして足りない分を飲み水で補給していたそうです。水を飲むという習慣があまりないことがわかります。

現代の猫は、ドライフード中心の与えていることが多いですからはやり水分が足りないといえます。水分を補うためには、ウエットタイプの缶詰や猫用ミルクを与えるのもいいでしょう。いろいろな場所に飲み水を置き飲みたい時にすぐ飲めるようにすることもいいことです。

猫が、与えた水を飲まずにお風呂の残り水や花瓶の水、庭の水たまりや池の水を飲むことがあります。
猫が、水道水を嫌いな訳は、水道水に含まれているカルキ臭(塩素)が、強く飲みたがらないのが、理由です。

また水道水は、嫌いなのに蛇口の水道から流れてくる水を好む猫もいます。これは、流れ出る水の味のほうが、美味しいと感じるから。

ミネラルウォーターを与えたほうが体にいいと思う飼い主さんもいらしゃるでしょうが、その中でも硬水より軟水のほうがいいですよ。理由は、硬水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、猫にとっては尿結石の原因になる可能性があるからです。パッケージに書いてる成分表で確認して与えましょう。

H27年8月14日(金) 犬にきらわれる人がいる訳(143回目)についてお話しましょう。
参考文献 ネコの気持ち 西東社

第141回ペットにまつわるエトセトラ

150710tbc昨日の朝、H27年7月10日(金) TBCラジオの生放送で猫は、魚が大好きか?をお題にして話してきました。
私たちは、猫は、魚で犬には、肉と思われる方が多いですよね。
サザエさんの歌詞で「お魚くわえたどら猫追っかけて!」というくらいですからね。ところが、世界的に見ると魚が、好物という猫は、少数派。猫の好物といえば「肉」なんです。
 猫は、ライオンと同じ肉食動物ですから・・・
 日本の猫が、魚を好んで食べる訳は、もともと日本人は、動物性タンパク質を魚からとっていました。その食事の残りをもらっていたのですから猫も当然、魚を食べていたのです。

 海外から来た猫は、やっぱり鶏肉などを好むんですよ。今、猫缶でもササミ入りも多くなってきていまして徐々に日本の猫も肉を好む子が多くなってきています。

 では、猫に魚だけ与えていればいいのか?と言えばダメなんです。もちろん猫にとって魚は、良質のタンパク源であり猫に必要な大切な栄養素であるタウリンを豊富に含んでいるのでいますが、魚だけでは、栄養が、偏ってしまいます。

 実際にキャットフードには、ビタミンEとビタミンB1が一緒に配合されていますのでやはりキャットフードで栄養を補うのがいいですよ。

H27年7月24日(金) 猫の水飲みについて(142回目)についてお話しましょう。
参考文献 ネコの気持ち 西東社

第138回ペットにまつわるエトセトラ

150522tbcH27年5月22日(金)ペットにまわつわるエトセトラで生出演してきました。
お題は、人と犬の関係についてお話。
家畜のうち、もっとも家畜化の古いのは、犬です。イヌの家畜化を示す最古の化石証拠は、約1万5000年前の時代とも言われています。

この時代に人類は定住地を形成して農耕を始めたとされている。世界中で犬のいない文化や社会は、まれだと言われるほど人と犬の関係は、密接だと言えます。

 犬は、おそらく最初は、番犬としてそして狩猟の助っ人として役立ったのでしょう。
獲物がいることを教えたり獲物を追ったり また獲物を威嚇したり・・しとめた獲物の見張り番をしたり彼らにできることはたくさんありました。
そして遊牧や放牧が行われるようになると家畜化されたウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギを見張り、追い込むという役目もありました。忠実な伴侶として可愛がられていました。

そして今も猟犬、牧畜犬、牧羊犬、警察犬、盲導犬、聴導犬、介護犬、災害救助犬、番犬としていろいろな役割も任されています。
現代、一番多い飼われ方は、ペット(愛玩用)ととして飼われていることです。そういう意味では、今の愛犬は、無職なのかもしれません。
ペットといっても犬に目的を持たせてあげることは、犬も幸せを感じるために必要なのかもしれません。

犬は、何故、人間とこれだけ深く関われているのか?その第一は、犬の習性にあります。犬は、群れで行動しその群れのリーダーを信頼しその要求に忠実に応えるという性質を持っています。

通常、血のつながりで群れが、できます。犬は、血族でなくても群れを作り習性がありこれも人間に似たところがありますね。そうだからこそ人間と群れを作ることに犬にとっても違和感がないのかもしれません。
 
もう一つは、人との感情の交換が可能だということがあります。ほかの動物に比べ犬は、感情が豊かでそれは、鳴き方やしぐさに現れます。これによって犬の心の状態を知ることができます。犬は、吠え方の違いで人間と分かり合えるよう進化してきたいとも言えるのです。
 
犬も人の感情を読むことができます。最近の研究では、飼い主のあくびが犬にも伝染することが報告されています。この伝染は、今のところ チンパンジーと犬だけです。
H27年6月12日(金) 犬の単語の記憶は、どうやってわかるのか?(139回目)についてお話しましょう。
参考文献 ヒトの心はどう進化したのか ちくま書房

第136回ペットにまつわるエトセトラ

150424tbcTBCラジオに平成27年4月24日(金)生出演してきました。
今回のお題は、人間に白目がある訳。
人間に近いと言われるチンパンジーに白目は、あるか?急に言われるとどうだっけ?と考えてしまいますが、実は、白目は、ないのです。実は、人間ほど白目があるのは、珍しく 白目があるという動物は、犬やオオカミにあるくらい。
白目と黒目が、はっきり外から見えていると視線がどこを向いているかが非常にわかりやすくなり、野生動物の場合、獲物となる動物に対しても天敵となる動物に対しても相手に気づかれずに動く必要があるため、自分の目の位置や見ているものを知られない方が有利なのです。
人間は、二足歩行することで手の利用が高まりました。それと並行して大脳が、大きくなり知性が、発達した。初期の人類は、ほかの霊長類と同じように群れで生活し狩りのときに高い知性を使い、役割分担や協力行動を示すようになりました。
つまり狩りの時に誰が何を見ているかという情報が、重要になり視線を用いたコミュニケーションが進化したことになります。いわゆるアイコンタクトによる合図や視線の動きによって相手が何を目的として次に何をするのか?かがお互いわかるようになりそれに伴って集団で獲物を狩る能力が高まったのです。このようなコミュニケーションの発達のお陰で白目による黒目の強調という特徴が顕著になり最終的に天敵や獲物などに自分の目の位置を知らせてしまう短所より協力しお互いの知識や目的を共有したほうが優位に働いたと考えられている。

実は、犬やオオカミも少し白目がみえています。これは、イヌ科の動物が、協力して狩りをすることであろうと言われています。人と犬は、もっとも親密な関係を持つようになりました。その背景には、イヌも人のように視線を用いてコミュニケーション機能を発達させたからだと言われています。
H27年5月8日(金)鳴き声について(137回目)についてお話しましょう。

第131回ペットにまつわるエトセトラ

150213tbc今朝、(平成27年2月13日金曜朝8時30分から)TBCラジオに生出演してきました。
今朝のお題は、ペットを飼う前に気をつけたいこと(131回目)をお話しましょう。
実は、私事では、ありますが、今週の日曜の河北新報に掲載している『かほピョンこども新聞』でお子さんが、ペットを買う前に考えておかなければならないことを尋ねられそれが、記事になりました。
子ども達にペットの話をすると目を輝かせて聞いてくれる子が、とても多く自分で飼ってみたいと思う子が多いと思います。でも見た目や何も考えずにペットを飼うことは、将来の自分とペットを不幸にするかもしれません。よく考えてから飼うかどうかを決めましょう。
ペットは、私たちと同じ生き物です。そしてペットは、飼い主が、餌など与えてあげなければ生き続けることができません。皆さんが、時間を決めて餌を与えたりハウスやトイレの掃除などもしてあげなければなりません。ペットと過ごすことは、楽しいことでもありますが、たいへんなこともあるのです。それを分かった上で飼い始めてほしいと思います。
 私が、小学生の頃、ザリガニやオタマジャクシやクワガタなどを採って家に持ち帰りエサを与え育てたことがあります。何を食べるか?大人に聞いたり調べたりしたことを覚えています。
 でも考えてほしいです。採ったことは、自分の所有になった気がしてそのまま育てたいと言う気持ちは、わかりますが、自然の中で生き抜くことが、野生の生き物の幸せですから何日が、飼ってみたら元のいた場所に返してあげることも必要です。管理の難しさもあって殺してしまうことも可能性がありますから自然に戻すことが、ベストだと思います…ペットと言っても多くの種類がいますのでお子さんとペットの特徴を調べよく考えてから飼うことを決めてほしいと思います。

飼う種類は、犬や猫 小動物、熱帯魚と多岐に渡ります。
犬は、飼い主と一心同体になれる動物です。犬を飼うと決めても犬種が多く自分や家庭にあった犬を選ばなればなりません。犬との生活は、楽しい反面、お世話もしなければならいなことが多く湯く考えて決めて欲しいと思います。
猫は、きまっぐれで単独行動が、好きな動物、あんまりベッタリしない関係が、魅力だとも言われています。その他、インコなどの鳥や金魚や熱帯魚などの魚を飼ってみるのもいいでしょう。
小動物では、ラビットを飼われている人が、多いです。ハムスターやフレットなども定番ですね。
最近、人気が、出てきているのが、ハリネズミ、デグーです。ハリネズミは、見た目が、愛らしく触ることもできるのが、人気の秘密です。
デグーは、モルモットやチンチラの仲間で草食性動物です。様々な声でコミュニケーションができるので言語学の研究もされるいるとは、驚きです。よく慣れるので欧米ではペットとして長く飼われているそうです。当店のお客様からお手もできるデグーもいると聞きました。
はじめてペットを飼いたいと思う場合は、新しく人気が、でたペットより今まで多く飼われたことがあるペットの中から選ばれることをおすすめします。
多く飼われていると言うことは、飼いやすいということでもありますし具合が悪くなったときに動物病院で診てもらえる可能性も高いですから・・・
次回の2月20日(金)犬が、フードを食べない訳(132回目)をお話しましょう。