第163回ペットにまつわるエトセトラ

160610tbc今朝、平成28年6月10日(金)朝8時30分からTBCラジオにペットの話で生放送に出演してきました。お題は、犬が、飼い主の車のエンジン音がわかる訳。
飼い主の自転車の音や車の音で足音を聞きつけて近寄って来るのは、よくある話。犬を飼っている人なら皆さん感じているのではないでしょうか?そのわかる理由は、リズム感が、すぐれている!からだと言われています。例えば犬の実験で「ド」の音と「ドから8分の1音ずれた音」との違いを聞き分けることができたりメトロノームの打つ早さが、毎分100回から96回に減ったのを気づくことができたりするそうです。
 何故、人間より犬や猫は、は高周波を聞くことができるのか?これは、例えば猫の場合、ネズミを捕るために発達した言われています。低周波では、あまり能力に変わりがないものの高周波では、人間より犬は、2倍以上、猫は、犬の2倍以上、聞くことができるのです。
 犬は、柴犬のように立ち耳もあればコッカーなどのように垂れ耳の犬がいます。見た目で考えるとたれ耳は、聞こえづらいのでは?と思われますがは、可聴周波数はどちらでも変わらないと言われいます。ただどこから音が出ているかの音源を見つけろのは、立ち耳が、いいと言われていますし、犬同士のコミュニケーションには、しっぽと同じように耳の動きで意思を伝えることができますので垂れ耳だと犬同士では、と変わらない。垂れ耳には聴力のほかに犬同士のコミュニケーションにおけるデメリットもある。犬にとって耳はしっぽ同様に大事なコミュニケーションツールであり、ミスコミュニケーションに繋がることがあります。
 ビクターのトレードマークであるニッパーちゃんは、蓄音機を前にして頭をかしげているのが、トレードマークになっていますが、飼い主の声が、聞こえてくるのを不思議に思っているからと想像できますが、現実では、犬が、音源を確かめているために頭をかしげていると言われています。でも犬のかしげる姿は、かわいいですね。それを飼い主が喜ぶとますます頭を意味もなくかしげるようになるかもしれません。

 犬が苦手な音は、雷に始まり 花火の音、掃除機 ドライヤー 工事現場の音 電車の音など様々ですが、これらは、人間ならば、音の原因が何なのか理解できるので聞いていて恐れたりしないですが、犬にはわまりません。突然の大きな音に驚くのは、当たり前かもしれませんよね。雷が、鳴りそうだとわかったらラジオのボリュームを高くしたり芸をさせておやつを与えたり犬の気持ちをそちらに持っていくことも大事です。
H28年6月24日(金)犬が、吠え続ける訳について(164回目)お話しましょう。
参考文献 動物たちは、何を考えている?技術評論社