今朝、H28年11月25日(金)朝8時30分から生放送でペットの話をしてきました。お題は、高齢者が、ペット過ごす効用について
ペットと一緒に過ごすことは、楽しくていいと思われる方も多いと思いますが、今朝は、高齢者に絞ってお話しましょう。
高齢者にとってペットは、世話をすることで散歩などの運動をする動機付けになったりしますので規則正しい生活が、送れるようになります。動物に愛撫したり、触れられることは、飼い主の孤独感や疎外感、ストレスの軽減に役立ち、情緒的に支え治療的に役立つと言われています。
愛犬・愛猫などのペットを撫でることで心拍数や血圧が安定し、鎮静効果があります。ペットの飼い主は、通院回数・薬の使用頻度、高血圧、高コレステロール値、睡眠障害が少なくなると言われています。
犬を飼っていて一緒に散歩に出かける人と、犬を飼っていない人を比べたところ、男性では0.44歳、女性ではなんと2.8歳も健康寿命が延びたという報告もあります。健康寿命を伸ばせるということは、生活のクオリティの向上(生きがいや張り合い)に役立ちますし医療費の削減にもつながるのです。
心臓疾患を罹った方の1年後の生存率では、ペットを飼っている方の生存率が94.3%であるのに対し、ペットを飼っていない方は71.8%に止まるという調査結果も報告されています。高齢者が年間何回病院にかかるかの調査では、ペットのいない方が10.4回なのに対し、ペットのいる方は8.6回でした。」アメリカでは、ペットと一緒に暮らせる高齢者用住宅・特養ホーム。入居者はペットとともに充実した老後を過ごせますし、どちらかが先に亡くなってしまっても、遺された相手は最後まで面倒を見てもらうことができると言うのですから安心して老後が送れるます。
日本では、東京都稲城市のよみうりランド慶友病院は、ペットの面会が可能な医療施設もあるように徐々にではありますが、ペットが家族と一員として認められる社会になって欲しいものです。
犬や猫を飼うだけでなく例えば観賞魚・小鳥・小動物・昆虫などの様々な飼育効果ある言われています。観賞魚の入っている水槽をアルツハイマー病の老人が、見せたことで、開始3週間から食事量が改善され、4か月間見続けることで体重も増加した報告があります。また高血圧患者や健常者でも血圧が下がるという症例もあったそうです。
超高齢社会の日本では、ペットと暮らす意義がさらに大きくなっていくことは間違いないでしょうし医療費の削減できることから考えれば政府が補助金を出すと言うことも必要なのかもしれません。ドイトやオーストラリアでは、ペットとの共生を推奨することで医療費削減効果が、あったと言わていますから・・・
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