第231回ペットにまつわるエトセトラ

4月12日(金)朝、TBCラジオにペットの話で生出演してきました。お題は、猫の親離れについて猫仔猫の生後3~9週目頃を社会化期と言い、この時期の経験が、将来の嗜好性や性格(生き方)に強く影響される期間です。

この時期に飼い主や人と良く触れ合って過ごせば人間によく慣れる猫になります。そして多くの人や動物、テレビ、音楽、掃除機の音などを体験させることで飼いやすい猫に育つのです。野良猫に育てられた仔猫は、母親が、生きた獲物を殺したり食べる所をみせたり、人間やカラスやヘビなど危険な動物だと教え込まれることで生き延びることができるようになります。

野良猫の仔猫(オス)の親離れは、生後約3ヶ月を過ぎると母親は、あまり構わなくなります。栄養状態が良ければ生後10ヶ月程度で繁殖が可能になるので母猫は、近親交配を避けるため追い出そうとします。またオスは、生まれた場所から離れようとする性質があります。

野良猫の仔猫(メス)の親離れは、エサが、十分にある場合に限り起きることですが、メスは、母親、姉妹、祖母、娘といった母系の血縁で同じ場所に住むことがあります。これは、メス同士で共同保育を行うことで助け合いながら仔猫を育てることができるのです。母系の血縁者がいるお蔭で子育てが楽だったり赤ちゃんを無事に育て上げる可能性を高めてくれるのです。蔭で子育てが楽だったり赤ちゃんを無事に育て上げる可能性を高めてくれるのです。