第135回ペットにまつわるエトセトラ

title15032727年4月10日(金)朝8じ30分から犬に自意識はあるか?(135回目)と言うお題で生でお話してきました。
辞書を調べると自分自身についての意識。周囲と区別された自分についての意識。自己意識。
動物に自意識があるかどうかの有名な実験があります。まず、動物に顔の上にそれとんなくペイントをします。次に鏡の前で反応をみます。眉の上に小さな斑点をペイントされたチンパンジーやオラウータンは、鏡をみて斑点に気づき指でこすってからその指をじっと見つめました。この結果からチンパンジーやオラウータンは、自意識があることを示唆しているといえるそうです。自分の頭に描かれたペイントに指で触れたと言うことは、チンパンジーが、鏡の中の像と自分のつながりを理解しているということだからです。
この実験を犬にした反応は、警戒したようすで吠える。鏡面のにおいをかぐ。鏡面に近づき、鏡のまわりをみる。遊びを誘うようなしぐさをする。一瞬、驚いた後で目をそらす。最初からほとんど関心を持たない。などなどさまざまです。
この結果から考えると自意識はないように思えますが、犬は、お散歩の時、オシッコをかけてテリトリーをアピールしたりウンチをした後、後ろ足を蹴ったりして自分と他の犬を比較していると言うことは、自意識があると言うことだと思います。

人間は、視覚で自意識を感じ犬は、臭覚で自意識を感じる動物なのです。犬にとって匂いがどれだけ大切かがわかっていただけたのではないでしょうか?
ですから 環境を変える時、例えばペットホテルや引越しなどの時には、匂いが、付いたものをそばに置くことが、とても大切なんですよ。

H27年5月8日(金)人間に白目がある訳(136回目)についてお話しましょう。

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