昨朝、TBCラジオに生出演でH24年6月8日(67回目)犬の生きがいって何?のお話してきました。(笑顔)犬も間違いなく幸せを感じる生き物なんですよ。
犬は、何を生きがいだと思うのか?犬は、本能に忠実な動物です。そういう意味では、オオカミ時代の習性を味わうことが、生きがいのひとつなんですよ。
犬の遺伝子には、狩猟欲 食欲 性欲の3つの本能が組み込まれているといわれている。
一つ目の狩猟欲とは、まさにオオカミ時代に獲物を捕らえること。これは、ボール投げや追いかけっこ。引っ張りっこすることで 満たされます。
お散歩に連れて行くと探索行動の一つとしてあちこち匂いをかいで歩くのも狩猟欲なんです。そしてその匂いをかぐことで犬社会の情報の手段にもなりますから お散歩は、必要なんですよ。
そして もう2つ目が、食べること。食欲は、生きるうえで必要なものですけど 与えるとどんどん食べ続けて 肥満になる子もいますので 飼い主が、キチンと量を決めて与えることも大切です。
3つ目が、性欲。オス犬は、メス犬がシーズン(生理中)を迎えると求めます。犬も猫も多産なので その欲求を満たしてあげれば どんどん増えてしまいます。なので人の管理が、必要になるのです。
性的な欲求は、メス犬よりオス犬のほうが強いと言われメス犬は、受動的なので必ずしもオス犬と結ばれて必ずしも生めないから不幸せとはならないそうです。オスの性的欲求は、強いので去勢手術も一考かもしれません。
さて今、話した3つの欲求を満たせば十分 幸せか?と言えば そうではないのです。
犬は、社会的な動物。群れを形成しその中で生きるのです。
このような群れの生活は、社会に身を置いて 他者から自分の存在を認められた時に大きな満足や生きがいを得ることができるのです。いいかえれば 飼い主に褒められたり可愛がれることに精神的な満足感を覚えるのです。
3つの欲望は、自分自身に向けられた幸せあり 相手に喜んでもらえたことで嬉しさを感じることは、回りにも向けられた幸せです。だからこそ 盲導犬や聴導犬など人ために働くことが、できるのです。
犬は、強制的に仕事を強いられているんではなく弱いものをかばい守ろうとする気持ちも持っているのです。海でおぼれた人を助けたなんて話も聞きますよね。私たちも見習わないといけないかもしれませんね。(笑)
参考文献 犬の心理学 世界文化社
次回の6月22日(金)は、犬のおもちゃについて(68回目)お話をしましょう。