今朝、TBCラジオに生出演してH25年10月11日(金)は、人間の脳と犬の脳のちがいについて(99回目)お話をししてきました。
人間と犬の脳を比較すると 記憶をつかさどる大脳新皮質と嗅覚の容量が、違います。
犬の記憶は、感情で覚えるそうで お手をしたらおいしいおやつがもらえていいことがあったからまたしよう!と覚えるそうです。
車も大きい車(キャンピンカー)では、楽しいことがあったので大好きだけど 小さな車で行ったらたとえば 動物病院へ連れて行かれて嫌な思いをしたなどと第一印象が悪いと嫌いになる傾向があります。人間は、ストーリーとして覚えるのが、上手なんです。なので受験など記憶をしなければならないことが多いならストリーで覚えるとたくさん頭に入りますよ。(笑顔)
犬の臭覚が、いいのは、皆さんご存知だと思いますが、再確認。
これは 臭覚をつかさどる嗅球が、脳の前方に大きく突き出すように発達していて その細胞が、人間では、5000個に対して犬は、2億2000個もあるからです。それから考えると犬の嗅覚が、発達したと思えますが、現実は、人間が、視覚野を重要視するようになり嗅覚野とが、衰えたと言うのが、正解なんだそうです。
犬と言うか鳥類以外の動物には、ヤコブソン器官と言うのを前歯の奥にをもっています。猫ちゃんが、見上げて嫌な顔をしたようにしているときは、ここから匂いを嗅いてるのかもしれません。この器官は、人間の胎児にもありますが生まれてしばらくすると無くなってしまいます。
機能は、使わないと退化してしまいます。私としては、現代、ネットなどで情報が入り購入も人を介在しないで求めることが出来るようになると人と人のコミュニケーション能力が、退化してしまうのではないか?と思いました。
人は、人と交わることで幸せを感じる生き物です。コミュニケーションが、うまく取れなくなることは、その人 そして人類にとってとても不幸なことになるのでは…と思います。
参考 犬の心理と行動 西東社
次回の10月25日(金)は、ちょうど100回目にあたります。なのでペットではないですが、生き物の観点からみた人間の仕事をお話ししましょう。