ペットにまつわるエトセトラ(第115回)

14063tbc 昨日、TBCラジオに出演してきました。

お題は、ローレンツのすりこみ論(115回目)。ローレンツ(オーストラリアの動物行動学者)のすりこみ論って聞いたことありますよね。幼い時期の経験が、脳の成長に大きな影響を与えるっていう話です。

ハイイロガンの卵を人工孵化してガチョウに育てガチョウが孵化させた雛が、初めて人をみたらその人を親と見なした。と言う話です。一瞬の出来事が、頭の中に印刷されたかのように残りその後、長期に渡り持続すると言う意味で『すり込み』と呼ばれていしてしまうこと。このことで小さいうちから飼えば人間(自分)を親のようにしたってくれると思う人が、多いのではないでしょうか?実際は、鳥ほど犬は、鮮明な違い出ることがないのです。

現実は、人間となれる前にまず犬は、犬として育つことが、一番大事なのです。仔犬は、確かに可愛いですが、その仔犬の将来を考えればできるだけ生まれたばかりの子が、欲しいと言う考えは、間違いだと多くの人に認識してほしいと思っています。

次回の6月27日(金)犬のケンカについて(116回目)お話をしましょう。参考文献 犬は、「しつけ」でばかになる 光文社新書