第195回ペットにまるわるエトセトラ

平成29年10月13日(金)朝、TBCラジオペットの話で生主演してきました。お題は、猫のトイレでした。
猫のトイレでウンチやオシッコを排泄した後、砂をかけるのは習性です。外猫が、ウンチを隠す理由は、自分の痕跡を消し去り狩りをしやすくするためなのです。
身の危険のない都会の猫社会でうんちを隠すのは、社会的地位が関係していてボス猫は、ウンチが目立つ場所に堂々と放置して置くこともあるそうです。
もし室内飼いの猫が、ウンチを隠さないとするとその猫は、飼い主より自分のほうが、えらいと思っているのかまもしれません。
夜行性である猫にとって視覚より嗅覚が、重要なのです。
また砂をかける理由として排泄物に含まれる寄生虫やウイルスなどの病原菌から逃れるためともいわれています。
室内猫が、トイレ以外でウンチをする訳は、寝床やトイレの環境の変化や汚いトイレや悪臭、砂の種類が、気に入らないのかもしれません。家の中で縄張りに不安を感じて壁や家具にスプレーをしてマーキングすることも・・・
猫がトイレ以外でおしっこをした時、叱るのは意味がありません。「排泄したこと自体が悪いこと」だと勘違いし隠れて見えない場所に排泄したり 叱られたことで排泄を我慢して尿石症や膀胱炎、慢性腎不全などの泌尿器の病気になることもあるのです。
叱るのではなく、トイレ環境を改善したり、ストレスを取り除くなど原因を改善していあげる工夫が必要です。
次回の10月27日(金)は、ペットの迷子ついてお話をしましょう。

第194回ペットにまつわるエトセトラ

平成29年9月22日(金)朝、TBCラジオペットの話で生主演してきました。お題は、猫の嫉妬でした。
犬も嫉妬しますが、単独行動する猫ですが、嫉妬するんです。
人間に飼われている猫は、飼い主を大人になっても母親のように思っています。つまり いつまでも子供なんですよ。(うらやましい!)

猫の嫉妬は、甘えた声で「ミャオーン、ミャオーン」と鳴いて近づいてきたり、新聞やスマホなどに乗っかり邪魔したり
オシッコをいつもと違う床やソファーで粗相をしたり。これは、自分の存在をアピールする嫉妬なのかもしれません。
飼い主の足などを甘噛みしてくる子もいます。これらは、飼い猫が、私をかまってほしいサイン!なのです。

猫が嫉妬しいていると感じましたら猫じゃらしで遊んであげたり、スキンシップすることが大切です。
でもいつも同じように接してあげるのは、難しいですよね。
猫の部屋を一つ決めてあげることは、安心して生活ができるようになります。時間に余裕がある時は、その部屋で愛猫と遊びましょう。
ワンルームの場合は、背の高いケージを用意しましょう。
飼い主の中には、入れているのは、かわいそうと思う人もいますが、そのことに馴れていると入院やペットホテルを利用する時なども猫自身も安心して生活ができますよ。
次回の10月13日(金)は、猫のトイレについてお話をしましょう。

第193回ペットにまつわるエトセトラ

平成29年9月8日(金)朝、TBCラジオペットの話で生主演してきました。お題は、地域猫でした。
仙台市政だよりに9月は、動物愛護週間でもあり特集としてペットの事、地域猫のことが書かれています。
地域猫とは、特定の飼い主ではなくその地域に住む人々が共同で管理している猫のことで主にその地域のボランティアの人たちで行う活動です。
地域猫活動のルールは、避妊・去勢手術を実施。置き餌をしない(他の動物が寄ってくる)。排泄物の後片付け。猫を把握して、新たな猫の侵入を防止。
地域猫の制度が必要な訳。
高齢者に多いそうですが、猫への餌やりです。かわいそうだからと安易に与えてしまうことで実は猫が増えるのです。
例えばオス・メス2頭の猫がいたとします。メスは、年2回から3回出産し半年後には、その中のメスがまた子どもを産みます。これを繰り返すと3年後には、2頭の猫が、3000頭にもなるのです。
無責任なノラ猫への餌やりは、寿命を延ばし繁殖回数も増やします。猫の場合、交尾排卵動物といって交尾をすることによりその交尾刺激が卵巣の排卵を促しますから受精する確率が格段に高いのです。
避妊・去勢手術をすることを反対される方がおりますが、今後激増が予想される猫の数を止めるには、この方法が必要です。避妊・去勢をすることで猫自身のストレスを軽減し 感染症などを防ぐ効果もありますから
一概に猫とって不幸せと言う訳もないのです。
でもこの方法ですべてが、解決できる訳ではありません。まず最初の段階の安易な餌やりは、絶対やらないでほしいです。
もし問題が置きてしまったら地域住民で話し合いをして対応して欲しいです。

次回の9月22日(金)は、猫は、嫉妬する?ついてお話をしましょう。

 

第192回ペットにまつわるエトセトラ

平成29年8月25日(金)朝、TBCラジオペットの話で生主演してきました。お題は、シマリスとヘビの臭い付けする訳
鳥取環境大学 小林キ教授の書籍、絵で分かる動物の行動と心理の中にシベリアシマリスが、ヘビ臭塗りつけ行動のことが書かれています。
シベリアシマリスは、動かなくなったヘビに対してシマリス自身にヘビ臭を塗りつける(SSA行動)ことが知られています。
さらにヘビの糞、脱皮殻、肛門腺の分泌物のいずれに対してもSSA行動が、行われることがわかっています。
ヘビの臭いをつけることでヘビに捕食されにくいことが実験でわかったと書いてありました。
ヘビの進化的な誕生は、一億年前とも言われ多様な進化を続け地球上で繁栄したきたヘビ類がその歴史の中で他の動物にとって大きな脅威だったことが、シマリスの行動を起こさせたのでしょう。
猫が、相手に威嚇する時、口を開けて「シューッ」と発声するのは、ヘビの音をまねたと言われています。ヘビを連想させることでヘビのような毒をもっている!と伝えているのです。
日本のシカは、ライオンなど見たことも食べられたこともないはずなのに、先天的にライオンの尿に恐怖を感じ、怖がる行動をとるのです。
例えばアカゲザルは、視覚で恐がりヘビは、嗅覚で恐がるのです。動物によって感じ方が、違いますから人間は、違う動物に対して配慮できる人間になりたいものですね。
次回の9月8日(金)は、猫は、嫉妬するか?のお話をしましょう。

第191回ペットにまつわるエトセトラ

平成29年8月11日(金)朝、TBCラジオペットの話で生主演してきました。お題は、ヘビについて
兵庫県伊丹市にある宝教寺の参道で小学5年の男児が、ヤマカガシに噛まれ一時は、意識不明になったものの大事には、至らなかったと報道がありました。ほんと無事で良かったです。
ヤマカガシの体長は1メートル位と大きめで色合いで有名なのが、上体部に赤と黒の斑紋が入っています。見ただけで恐いです。でも地域よって色が、違うので気をつけてください。
ヤマカガシの毒は、マムシの毒の約3倍、沖縄のハブの10倍ですが、攻撃的な性格ではないので見つけた場合刺激しないようにしましょう。
ヘビは、恐いですよね。この恐いと言う感情は、ヘビによる恐怖体験がない3歳児でも大人と同じようにヘビに敏感に反応し攻撃姿勢を見分けられることから本能だと言われています。
今回の子供達は、ヘビ狩りと称して遊んでいたそうです。その心理は、恐いものを手にすることで自分の力強さを誇示できる。自分の住んでいる所に毒蛇はいないと言う勘違いが、恐いと思う気持ちを抑えていたのかもしれません。
ヘビに対しては、本能で逃げるとは言え大人が、子供にしっかり知識を与えることが、危険から逃れられ命を守って行けるのです。
人間を含めた動物全般がヘビに対しては、見るだけ恐怖を感じるのですが、実は、子供は、車に恐怖を感じないのです。だから車に対しては、大人が、子供に教育したり赤ちゃんであれば目配りしてあげて守ってあげなければならないのです。

この話をした後にリスナーから 車に蛇を写真をつけたらいいのでは?と言う提案がラジオから流れていました。
それは、ナイス!アイディア!と思いました。(笑顔)
次回の8月25日(金)は、 リスとヘビの関係についてお話をしましょう。

第190回ペットにまつわるエトセトラ

TBCラジオに生出演(190回目)。お題は、プレーリードックの生き方ついてお話してきました。北米が原産のプレーリードッグは、ドックと言っても犬ではなくリスの仲間。その名前は草原(プレーリー)の犬(ドッグ)という意味で、草原地帯に穴を掘り群れで生活をしており、仲間に危険を知らせる際の鳴き声が犬に似ていることから名づけられました。
野生のプレーリードッグは、一夫多妻制で複数の家族で暮らしています。地下にトンネルを掘り巣穴で生活しています。家族同士は、毛づくろいしたり抱き合ったりキスをしたりして集団生活をしているのです。活動時間は主に昼で、日中は地上で過ごします。
プレーリードックの群れの頭上にタカが接近するとそれに気づいたものが、甲高い声を発し 群れ全体が一目散に穴に逃げ込みます。甲高い声は、近親者や自分の子供がいると3倍の警戒声を発するそうです。このように群れを守ろうとする行動が、群れを存続させ生き残ってきたのでしょう。
私達人間もコミュニティーの中で生きる動物ですから周りの人と助け合って生きて行かなければ大きな幸せは、つかめません。町内会活動や多くのボランティア活動に積極的に参加して住み良い社会のしたいものです。
次回の8月11日(金)は、猫の嫉妬についてお話をしましょう。

第189回ペットのまつわるエトセトラ 

H29年7月14日(金)TBCラジオに生出演(189回目)してきました。お題は、蝉について
蝉は、何故、鳴くか?理由は、オスの蝉がメスの蝉への求愛行動の声なのです。オスの鳴き声は、大きい程、メスに人気があるそうです。人間も歌の上手ひ人に惹かれますね。(笑)
ツクツクボウシの鳴き声の中にジージーと言う音がありますが、それは、他のオスへの妨害音なのだそうです。いろんな鳴き方があるもんです。
北アメリカにいる素数ゼミ(13年と17年)は、同じ場所で13年あるいは17年に一度しか出現しない蝉のことです。
ちなみに2013年のアメリカ東部で発生した17年ゼミの総数は、なんと70億匹だったとのこと。1本の木に数万匹のセミが、止まったそうです。
この蝉が、生き残っている理由は、逃げないので簡単に鳥に食べられるそうですが、鳥は、すぐに満腹になり大量に生き残った蝉が、子孫を残すという説。また素数以外の年の蝉は、数が、少なかったため絶滅したと言う説があります。

蝉は、種類によって鳴く時間が、違っていいたり、住むエリアが、違ったり 時期が、ずれていたり、素数蝉のように年数が違っていたり時間、空間を変えることでお互いがうまい具合に種を残して来ているのです。

私達、人間もそれぞれの個性を活かして皆が豊かに生きられる環境ををみつけて住み分けできるといいですね。大企業、中小企業が、それぞれの持分を活かせる社会になって欲しいと蝉の生き残り戦略から教えられますね。
次回の7月28日(金)は、プレーリードックについてお話をしましょう。