第79回ペットにまつわるエトセトラ

121214tbcH24年12月14日(79回目)寝相でわかる猫の心理について話してきました。
猫は、よく寝る子からネコと言われたのではないか?と言われるほど良く寝ます。猫の睡眠は、16時間眠るとも言われているんです。仔猫にいたっては、20時間くらい眠るとも言われています。これは、肉食動物の特長からでています。

眠りのポーズで猫の心理がわかる!
両手を前にだして寝ているのは、何かあったらすぐ行動ができる体勢で緊張感を持って寝ています。
同じような形でも前足を腕組みしている(香箱と呼ばれる形)のは、まずますリラックス度が高い証拠。
おなかを出して寝ているのは、精神的には、安全度は、最高潮なんですよ。
猫の寝相は、気温で決まる!猫が身体を丸めて眠っていたら気温は、だいたい15度くらい。体温が、逃げるのを嫌い、身体を丸め眠るようになる。猫は、こたつで丸くなる!
猫は、寒がりであるが、暑がりでもある。安心していなければできないことだが、身体を開いて大の字に寝ている時は、気温が、22度以上のとき。

飼い主のそばで飼い主と同じ向きで同じような形で寝ていることがある。これは、猫が飼い主に非常に強い親愛の情を感じている証拠。子猫同士が、同じ向きに寝ているのも中の良い証拠です。

顔付け寝 毛布などに顔をくっつけて眠るのは、乳を飲みながら眠っている気分。こういうポーズは、甘ったれ気分が、強いときにでます。
重なり寝 からだを触れ合う快適さ 安心感が大きい。どの子猫も適度な依存心の持ち、仲良し。
あごのせ寝 あごの台は、母猫の代用品。快適な気分で静かで安全な場所であるという確信がある。独立心の強い子猫がとるポーズです。
次回の12月28日(金)は、ペットが、いる家庭の大掃除について(80回目)お話をしましょう。
 参考資料 猫の心理 ナツメ社

忘年会

121208tbc-bounenkaiTBC東北放送のグッドモーニングの関係者やコメンテーターが一堂に会いして忘年会が、藤崎の近くで12月8日の夜に行なわれた。
コメンテーターは、それぞれの時間を持っての出演なのでお会いするのは、初めての方が多く ラジオのお陰で声はわかりますが、お顔は、知らない方ばかり…
でも話しなどは、聞いていますのでとても親近感を持ってお話しすることができました。(笑顔)
こう言う機会で皆様にお会いできるのは、とてもありがたいことだと思いました。
この写真は、忘年会の帰り道。
仙台 光のページェントがとても綺麗でしたよ。

第78回ペットにまつわるエトセトラ

121123tbc-shanpu今年もいよいよ年末に近づいて来ましたね。昭和始めの人の理容や美容は、年末に髪を綺麗にして年を越すのが、一般的でテレビで理美容のお店の繁盛しているさまが、放映されていたのを思い出します。
犬の美容室では、まるでオールウェズ三丁目の夕日のような情景が存在しています。
犬の美容を利用される飼い主様は、毎月の方や2ヶ月に1回の方 3ヶ月に1回の方など様々いらっしゃいますが、皆さんが、12月に集中してしまうからなんだろうと思います。
もちろん 12月で年越す前に綺麗にしたいと言う意識を皆さんが、お持ちなんだとも思いますが…

今回は、ご自宅でシャンプーする上で 気をつけて欲しいことをお話します。
今、プードルが、人気です。この犬種は、毛が、伸びるタイプで毛玉になりやすいので気をつけてください。くさいなぁ。それじゃ洗おう!とバスタブでシャワーをすぐかけるのは、ダメですよ。
まずは、ブラッシングから 毛の汚れやもつれを解いてから洗ってください。そうしないともつれが、糸と糸が、からまるように玉状になります。 乾かすのも大変だからとストーブの前にそのまま放置なんてしてしますと その毛玉が、フェルト状になり 空気の流通も悪くなり皮膚病になる恐れもありますので気をつけましょう。
柴犬やシェルティなど 毛が、伸びないタイプもすぐ洗うのは、ダメですよ。ブラッシングしてから洗わないと乾かすとき 下毛が、部屋中に散乱してしまいますから…
シャンプーする前に耳の中にコットンを入れて耳の中に水が入らないようにしましょう。
シャンプーの水温は、犬の体温と同じくらいの38度くらいがいいとされていますので ぬるま湯くらいがいいでしょう。私たちがちょうどいい温度では熱すぎです。犬は、汗をかきませんから熱すぎるのは、体温を上昇させてしまいますから…
洗っているときハァハァと息を荒げるようだと熱すぎのシグナルかもしれません。
柴犬などは、小さい頃から洗っていれば水にも慣れていて大丈夫ですが、そうでなければとても嫌がる犬種なので注意が必要です。
抵抗するようであれば2人がかりでとり組み 犬に首輪をつけて一人が、首輪を持って首を固定して一人が洗うというのがいいでしょう。どうしても一人でしなければならない時は、首輪にリードをつけて何かのポールにつなぐという方法もあります。

犬の鼻を上に向け頭から少しずつお湯をかけてください。鼻に水が入るとシャンプーを嫌がる子になりますよ。 
シャワー後は、そのまま放置せず必ず タオルでふき取り ドライヤーで完全に乾かしてあげましょう。
冷風で水滴を飛ばす要領で乾かしてください。熱で乾かそうとすると焼けどすることもありますから…
ドライヤーの音を嫌がるわんちゃんもいます。その場合は、できるだけ たくさんのタオルを使いふき取り 後は、やはりドライヤーをしなければなりません。
わんちゃんを正面にして 大丈夫と優しい声をかけてあげましょう。 いい子ね。と声をかけ途中でおやつをあげるのもいいでしょう。愛犬にシャンプーをしてあげることは、コミュニケーションにもなりますから是非、飼い主の手で行なうこともおすすめします。
とはいっても定期的にシャンプーをトリミング室に出すのは、もちろん飼い主が、するより綺麗に仕上がりますし 愛犬の健康管理にも役立ちます。今までと違い(耳が汚れている イボができているなど)があれば伝えますから
年末は、どちらのトリミングショップでも とても込み合うと思いますので 予定が決まりましたら できるだけ早い連絡をお待ちしております。ペットホテルもお早めに…

今日の川柳は、初の5週連続の殿堂入りになるかどうかの戦いでした。
私が、決める大役でした。
結果は、チャンピオンに選ばせて頂きました。おめでとうございます。
お題は、主婦でした。
一工夫 残りものから新メシュー

次回の12月14日(金)は、寝方でわかる猫の心理(79回目)のお話をしましょう。

第77回ペットにまつわるエトセトラ

120730picchu1昨日、H24年11月9日(77回目)インコは、人間にとってどんな存在か?をお題にTBCラジオに生出演してきました。
人の手で育てられたインコにとって始めこそ世話をしてくれる人間は、「親」という認識ですが、自力でエサを食べられるようになるとそうした感覚は急速に薄れるそうです。
本当の親に育てられても数週間で親離れ・子離れをする訳ですから当然と言えば当然のこと。本来、鳥は、ドライな生き物なんですね。ちょっと淋しい気もします。

インコからすれば人間は、巨大な異種。私達人間にしてみれば東北放送のラジオ塔くらいの生き物ですから巨大ですよね。

ただ 恋愛の対象になるほど好きになるどうかという点については、別です。鳥たちの垣根は、意外に低いそうです。
人も鳥のことが、好き、嫌い、無関心な人がいるように 飼育されている鳥インコからもその人を好き、嫌い、無関心の3種類に分類しています。
例えば、自分が育てている鳥なのにただいるだけのお父さんところに行きたがるのはなぜ?と言われることがありますが、これは、飼い主のかまいすぎの可能性があります。
インコが、人間に求めるのは、「安心感」です。緊張せずにいられる相手が好きで空気を読んで自分が求める距離感をつかみ、その位置にいてくれる人間が好きになります。
インコとなかよくなりたい、インコと遊びたい、などの気持ちが前に出るとインコは、くつろげません。今よりもっと仲良くなりたいならよく観察してインコが、望む距離感をつかむ努力をしてみましょう。

人間に飼われている鳥は、不幸だ。と言う考えもありますね。
「人間に飼われている(ケージ飼い)」=「不幸」 「野生」=「幸福」
こんなことで善悪を主張するのは短絡的です。置かれた環境の中で精一杯、生きているのが鳥。野生であっても飼育下であっても幸不幸のという判断を鳥は自ら下していないからです。鳥を飼育するためのケージが、ある意味、「檻」であるのは確かなことですが、飼育されている鳥にとっては、そこは、人間が入ってこれない自分のナワバリであり 心も体も休めることができる巣であることも事実です。まさに鳥とって ケージは、シェルターとしても機能しているのです。
犬にも同じことが、いえます。

さてその後の川柳対決では、チャンピオンを選ばせて頂きました。
お題は、七五三
晴着着て 紅おしろいも への字口 名取のネコピンさん
おめでとう!(笑顔)次週のお題は、相撲だそうです。頑張って!
次回の11月28日(金)は、犬のシャンプー(78回目)お話をしましょう。
 参考資料 参考資料  インコの心理がわかる本 誠文堂新光社

第76回ペットにまつわるエトセトラ

120811sumire2H24年10月26日(76回目)小鳥が、心を発達させた訳の話をしてきました。
2010年末「ブンチョウはモネよりピカソが好き」と言うレポートが、慶応義塾大学から出されました。以前よりハトやブンチョウやインコについて色や音楽の好みがあることが指摘されていましたが、今回のこの報告では、「鳥の心にも やはり好みのタイプが存在する」と言う主張の補強するものとなりました。
オウム目やスズメ目は、比較的最近になって進化したグループであることはわかっています。先行種を駆逐して世界中に拡散するには、より高度な脳が必要だったのかもしれません。
高度な脳が、必要な理由は、雌雄間の恋の駆け引きも脳や心を進化させる要因になったのでしょう。

オスは、メスをメスはオスを見比べて「こっちがいい」と判断します。それは、生き延びる力を持つ強い子を生み出すためです。より多く子孫を残せる可能性をもつ相手を「好ましい」と思うようになりそれが、「心」を発達させる要因になったのは確かです。
そうした判断を身につけるにあたり 生殖や繁殖に関係しない身近なものや状況についても「好き」「嫌い」の判断を下すようになったのだと考えられています。そして好みの確立は、「比較」という概念を心に植え付け さらに脳、ひいては心の発達に促す結果になったと考えることができます。
私たちも生きていく中で健康に留意することは、とても大事なことですよね。(笑)
次回の11月9日(金)は、インコにとって人は、どんな存在か?(77回目)お話をしましょう。
参考資料  インコの心理がわかる本 誠文堂新光社
売り方は、類人猿が知っている 日経プレミアシリーズ

第75回ペットにまつわるエトセトラ

121012rajio今朝、H24年10月12日(75回目)小鳥の表情と頭の良さについて 東北放送ラジオで生放送で出演してきました。今朝は、晴れ晴れとしたいい天気でした。

人間の顔には、笑う 怒る驚くなどたくさんの表情をあらわせる表情筋があります。
鳥は、飛行するため軽くすることが必要でそのため鳥たちには表情筋がなくなりました。さらに鳥は、徹底的に軽量化する過程で口をくちばしにも変えたのです。

そのため鳥は、顔に表情を浮かべることができないかわりに 動作や声で感情を伝えています。
顔に表情ができなかったからこそ 歌を歌い ダンスをして意中の相手とコミュニケーションをするようになったのです。
クチバシは、口を軽量化するためになったといわれますが、食べること 呼吸すること。だけでなく人間の手や指のかわりもします。ヒナに餌を与えたり つがいの相手に吐き戻りしたり プレゼントを渡したり尖ったクチバシの先端を使って場所や方向を指示することもあります。
眠くなったインコは、上下のクチバシをこすり合わせるようにして ギョリギョリと言う音を立てています。眠る直前のタイミングでなぜこのような行動をとるのか?わかりませんが、飼い主は、その音を聞けば 鳥が、眠くなっているサインだと知ることができます。
鳥にとって安全であり幸せな時間だというサインですからその音を聞くと飼い主も幸せ感を共有していると感じる飼い主も多いでしょう。睡眠中のギョリギョリと言う音は、もしかすると寝言かもしれません。(笑)

今回の川柳は、チャンピオンのイチゴ大福さんに決まりました。
お題は、鉄道
縄跳びを つないで出発 休み時間

子ども達が、喜んで遊んでいる姿が目に浮かびます。(笑顔)
次回の10月26日(金)は、鳥が、心を発達させた訳(76回目)お話をしましょう。
 参考文献  インコの心理がわかる本 誠文堂新光社

第74回ペットにまつわるエトセトラ

120928tbc今朝、H24年9月28日(74回目)小鳥が見る世界について 東北放送ラジオで生放送で出演してきました。
H24年9月28日(74回目)小鳥の見る世界について
インコなどの多くの小鳥は広い視野を持っています。それが人間と一番違っているところです。
人間の片目の視野は約160度。両目で見える範囲は、最大約200度で前方しか見えません。
一方、インコたちの視野は片目でも180度以上。両目では、300度を超えます。真後ろの体や陰になる部分を除いて周囲のほとんどがみえています。驚きですね。
鳥の目には、大きな特徴があります。それは、2点を同時に見ることができるのです。鳥たちの目には視細胞が集中している場所が眼球内に2つあるため地面や木の枝など目から近い場所と少し離れた場所を同時に見ることができます。
鳥たちが見る色の世界 私たちは、3原色のフルカラーで世界をみています。カラーの視覚をもつのは、目の中に3種類の色を識別する細胞(視細胞)があるためです。
ほとんどの哺乳類は、視細胞2種類の細胞しかもたないため 完全なカラーの視覚をもっていません。
これに対し鳥の目には、人間よりも一つ多い4種類の視細胞があります。種類が多いということ。
加えて鳥たちは、人間には見えない紫外線の一部も見えています。つまりみえる光の領域は人間より鳥たちほうが、広いのです。
細かく色がわかると食べられるものが識別しやすく その鮮度や熟度も分かりやすくなります。仲間の固体識別や親子の識別もしやすくなります。
ただ薄暗闇に目が慣れる いわゆる「暗反応」は人間より遅いそうです。 部屋を暗くしたとき 人間は、10分もすればなれますが、インコは、その何倍かの時間が必要だと言われています。

私たちが、今見えているものは、真実だと思ってしまいそうですが、例えば犬では、赤と緑の違いがわからず 簡単に言えば青ベースとした穏やかな風景だといわれています。
それに引き換え鳥は、私たちよりさらに細やかな色の判別ができ 一部の紫外線まで見えるというのですから それはそれは、鮮やかな色の世界を生きているのかもしれません。
私たち個人一人一人も みんな同じものを見ているように思います。例えば ベースボールやサッカーを見てもある人は、勝ち負けだけで喜ぶかもしれませんが、負けたとしても内容をみて喜ぶ人もいるかもしれません。見えるかどうかは、その人の脳の考え方次第なのかもしれませんね。
そういうことを考えれば 世の中、見えているようで見えて見えてないことばかりなのかもしれません。
人間の場合、真実を知るには、書籍からの情報も大事だとは思いますが、何より身近にいる仲間と語り合うことで気づくことでき発見できるのかもしれません。
そんなことをこの動物たちの見え方の違いから知ることができますよね。
参考文献  インコの心理がわかる本 誠文堂新光社
ペットは、人間をどうみているのか 技術評価論社
次回の10月12日(金)は、小鳥の表情と頭の良さにについて(75回目)お話をしましょう。

最後に川柳対決のジャッジもしています。お題は、変る!
今回は、挑戦者のイチゴ大福さんに決めました。
いいトコで リモコン踏んで 猫の足

飼い主の驚く姿。猫のとぼけた動きが目に浮かんで笑えたので決めました。
今月が、半年の締め月なので もしかすると私の出演は、終了の可能性がありましたが、他の番組での変更はあったようですが、私のコーナーは、また続くことになりました。
と言う訳でこれからも聴取、頂けるとうれしいです。