第105回ペットにまつわるエトセトラ

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ペットにまつわるエトセトラ  第2 第4金曜 朝8時30分~

H26年1月10日(金)の朝、TBCラジオの生放送に出演してきました。

今回のお題は、干支にちなんで馬の話(105回目)お話。明けましておめでとうございます。馬の一番の特徴と言えば蹄(ひづめ)が、一つしかないこと。馬の蹄は5本の指のうち 中指にあたり 他の指は、退化している。中指の爪先だけで立っているのです。

その目的は、肉食獣から逃れるためである。そして水を探し求めるためと言われています。馬は、有蹄類の中でも最も高度化した動物であるとも言われています。

馬の目の特徴 350°も見れる目。そして馬の目の最大の特徴はその視界の広さ!馬の視界は頭の真後ろを除いた350°を見渡すことができます。また、馬の目は単眼視といって左右の目で別々のものを見ることができます。これは馬が野生だったころ、近づく肉食動物たちをいち早く見つけて、走って逃げるために役立っていたと考えられます。

馬は、中指1本にすることでほかの動物にない速さを手に入れました。私たち人間は、大脳の前頭葉が発達しほかの動物に類をみない進化を遂げています。動物には、それぞれに素晴らしい能力を持っているからこそ 生き残っていると思います。
この割合は、人間が一番大きく、高度な脳活動をすることで知られている類人猿も、10%以下しかありません。 つまり、生物学的に見た人間の特徴は、大きく発達した前頭前野を持つ動物である、ということがいえるのです。

私たちもそれぞれ一人一人が自分の突出した能力を見つけ磨くことが、魅力的な人になりより住みよい町になるのだろうと思います。自分の魅力を見つけ出しそれを伸ばしてみると言う年にしませんか?

次回の1月24日(金)鳥の膝(ひざ)は、人間と逆に曲がる?(106回目)お話をしましょう。 参考資料 内科医から見た動物たち 講談社