第183回ペットにまつわるエトセトラ


H29年4月14日(金)朝、TBCラジオに生出演してきました。お題は、うさぎの耳は、何故長い?のお話でした。
うさぎの耳の長いのは、周りの音をしっかりいち早く危険を察知し逃げるため。そしてもう一つの機能として耳からの放熱で体温を調節しているのです。うさぎの耳にはたくさんの毛細血管があり、それらに風を当てることで血液を冷やし、体温が上昇しすぎるのを防いでいるのです。
敵に追われて逃げる時、耳を寝かせたほうが、逃げやすいですが、大きな耳を立てたまま走り続けます。理由は、逃げる時こそ放熱させるから。ちなみに、うさぎの走るスピードは時速約70キロ。戦う武器を持たないうさぎは、何かあれば逃げることで生き延びてきたのです。

ベルクマンの法則とは、例えばうさぎの体が、大きいほど体温を維持していくのに適しているので寒冷地方のうさぎは、大きいと言う法則です。
アレンの法則とは、放射熱を発散する必要性から寒冷地に行くに従って耳が、小さくなる法則です。
うさぎに限らず動物の体の大きさや耳の大きさをみるとどんな気候に住んでいるのかが、わかります。そんな相関関係を知って動物をみるのもおもしろいと思います。
次回の4月28日(金)は、うさぎに好かれるには?のお話をしましょう。