3月7日のTBC

110308tbc 月曜の朝8時30分から行われた第41回目のペットにまつわるエトセトラに出演してきました。
そのとき話した内容が、犬の視覚ついてでした。
犬の臭覚や聴力は、もともと夜行性であったので非常に高い能力を持っていますが、残念ながら 視力は、人間よりあまりよくありません。
犬は、色の識別が、得意じゃないのと 形の識別能力もあまり発達していません。私たちの感覚で言えば 色が、判別しにくい上に 近視といえば わかってもらえるかな?以前は、ピンボケで白黒だとも言われていました。

要するに 人間は、目から7センチの所まで焦点を合わせることが、できるのに対して犬は、50センチ~33センチほどの距離が、必要です。33センチより近くにあるものは、ぼやけてみえてしまい おもちゃと気付かないこともあるんです。
ただ 遠くのものをみる能力は、比較的高く数百メートル先のものを識別できると言う報告もあります。
犬は、止まっているものを識別する能力「静的視力」は、人間より劣るものの 動きや光を感知する能力「動体視力」は、人間より上です。
だから ボールやフリスビーなど 動くものを捕らえるのは、得意なんですよ。
しかし 今では、犬にも色の判別が、出来ると言われるようになりました。

犬にとっては、人間の見ている緑・黄・オレンジが、黄色っぽい色に また 紫や青は、青に 黄緑や赤は、グレーに見えているといわれている。
話は、ちょっとそれますが、犬の首輪は、赤が、70%位売れているようです。女の子には、赤を選ぶ飼い主が多く 柴犬など毛色には、赤が似合うので オスでも赤をつける子が、いるからなんだと思います。
人は、赤が、目立つと思うことから ボールなども赤が、売れるのですが、犬にとっては、赤は、めだたない色なんです。この写真でもわかりますよね。赤のボールは、葉の色と同じグレーに見えてしまうので ボールを草原で飛ばすと 動いている間は、動体視力で 探すことができますが、落ちて止まってしまうと 探すのが、困難になるんですよ。犬にとっては、匂いのついたボールの方が、探し当て易いでしょうねぇ。
次回の3月18日(月)は、犬の換毛期について(42回目)お話をしましょう。