第73回ペットにまつわるエトセトラ

120906koko2今朝、H24年9月14日(73回目)小鳥について 東北放送ラジオで生放送で出演してきました。
そもそも鳥ってどんな生き物か? 鳥がかつて地球を支配していた恐竜のあるグループから誕生したことは、すでに疑いようのない事実です。鳥類としていき続けているのだから恐竜は、絶滅していないとも言う研究者がいるくらいです。

鳥類の進化についてはまだまだ不明なことも多いようですが、スズメやブンチョウなどが含まれるスズメ目は、鳥類の中で一番最近になって分化ものでありおすらくオウム目も同じ時期に分化して世界に拡散したのだろうと言われています。

スズメ目やオウム目が、鳥類の中で一番進化したグループです。人間で言えば哺乳類の中の霊長類といえば分かりやすいでしょうか?鳥の体の特徴は、『軽い』という言葉に尽きます。
ただし 飛行を自在にコントロールし 目から入ってくる情報を飛びながら高速で処理するために脳と目は、軽量化の対象になりませんでした。そのため鳥は、体の割りに頭が大きくなりました。
そして目は、クリンとしているので人間は、かわいいと感じる条件にあてはまっているのです。

犬もインコを含めた鳥も群れの生活者です。両者の群れの違いは、メンバー間の意識上の距離感は、鳥の方がかなり遠い感じもありますが、それでも群れの中で生きるために必要な一定の社会性は身につけています。
鳥は、さえづりやしぐさなどから相手への意図や感情を読み取ったり危険な相手やエサのありかなどについて鳴き声(音声)で仲間へ伝えたりします。同じ種、近い種なら教わらなくても理解できる「警戒音」となる鳴き声も存在します。
すずめは、ちゅんちゅん鳴きながら食べるのですが、その理由は、鳴いているうちは、安全だということです。カラスが、近づくなど危険な状況になったのを知ったスズメは、鳴き止み 全体が、静まり返り 一気に逃げることができるのです。チュンチュン鳴いている時は、幸せなんだということです。
鳴いているのを気づけたあなたも幸せなんですよ。
犬は、人間の視線を追うことができ人間が、何をみているのかを知ることで人間の意図を察することができると話ましたが、カラスやインコなどの鳥も近いことができます。
しかし違いも存在します。犬の場合、人間の希望に応えることが満足感や幸福を感じるため視線から人間の行動を先取りして実行することが多いのですが、インコなどが、人間の行動を察知してもそれに沿った行動をするは限りません。鳥は、自分の気持ちや思惑(おもわく)です。わざと意に反する行動を取ることもあります。
参考文献 インコの心理がわかる本
次回の9月28日(金)は、鳥の目から見る世界(74回目)お話をしましょう。

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