平成28年3月29日(火)のお昼にペット卸屋の倉庫を会場にしてゾエティス・ジャパンの営業の方が、犬と猫のフィラリア症についてのセミナーが、開催されました。
犬のフィラリアについては、予防される方も多く、このような感染症予防(ジステンバーなども含む)が、広まったことで犬の寿命も伸びたと言われています。
20年~30年前は、7才~11才長生きしても14、5才 今では、12才~15才 長生きしている子の中には、18才19才の子も珍しくなくなりました。)と言われています。
人間もそうですが、ペットも医学の発展に感謝ですね。
犬のフィラリア予防薬は、当初は、毎日、薬を投与しなければならなて手間も費用も大変でしたが、今では、毎月1回の投与で済むようになりました。そして今では、1年に一回の投与で大丈夫と言う注射もでているそうです。
そして今日では、猫にもフィラリアが、感染することがわかりました。動物病院へ伺うとフィラリア予防のポスターが、貼られているのでご存知方も多いかと思います。
猫のフィラリア症は、犬のように正しい宿主(しゅくしゅ=寄生された動物のこと)ではないので犬ほど感染する率は、少ないと言われていますが、東京や新潟での感染率を調べたところ10%が、感染していると言われています。
うちの猫は、外に出さないから大丈夫と思われるかもしれませんが、室内猫でも感染していることが報告されています。私たちだって家の中で蚊にさされますから当たり前といえば当たり前だと思いますけど
猫が、フィラリアが感染すると咳、苦しそうな呼吸、元気消失、食欲減退、吐き気などが見られることがありますが、一時的なもので治まってしまい、単純な気管支炎やアレルギーとして扱われてしまうことがあります。なかには全く症状が見られないこともあり、感染したことが分からない場合がほとんどだともいわれています。フィラリアは、2~3年で寿命がきて死にますが、それが血液の流れで運ばれて肺の血管に詰まって、血行障害や炎症をおこしてしまうこともあります。体の急激な拒絶反応(アナフィラキシーショック)をおこして突然死をしてしまうこともあるそうです。
猫が、フィラリアに感染したことで病気を誘発しているとわかれば予防をしたいと思われる飼い主も多くなると思いますが、発症している病気が、フィラリアが原因だとは、わかりづらいのでその予防の必要性を感じない飼い主も多いだろうと思います。
この話を知って猫にもフィラリア予防してあげる飼い主が増えてくれると嬉しいなぁと思います。