第185回ペットにまつわるエトセトラ

H29年5月14日(金)朝、TBCラジオに生出演(185回目)してきました。お題は、犬が、糞をした後、土を蹴り上げる訳。
答えは、犬のマーキングです。糞をした後、土などを勢いよく蹴り上げることで足の裏にある肉球の間から分泌されるにおいを地面にこすりつけ、糞と共に自分のにおいをアピールしているのです。
この行動は、自己顕示欲が強いオス犬に多いのですが、メスでも土を蹴る犬もいます。大人しい子は、行わない行動で個性の一つです。

犬は、他の犬の尿を嗅いだだけで 犬種、性別、体格、年齢、強さ、性成熟度までわかると言うのですから驚きです。
人は、視覚から大きな情報を得て生きていますが、犬は、嗅覚から大きな情報を得て生きています。
視覚は、その時の情報だけで嗅覚は、バームクーヘンのように層になって時間経過を知ることができるのです。
犬が、電信柱の匂いを嗅ぐのは、私たちがそこでビデオを観ているようなものなのかもしれません。(笑)
そう考えると飼い主と愛犬は、同じ場所を一緒に過ごしてはいるのですが、全く違う世界を歩いて入いるといっても過言ではないかもしれません。

匂いをかがせることは、犬にとって自然な行動ですが、だからと言って好き勝手に行わせるのは、飼い主の指示に従わなくなったり草むらの中に入って拾い食いしたりと問題行動につながります。
散歩は、排便や排尿、においを嗅がせることが散歩の目的ではありません!散歩をすることで飼い主との楽しい時間を共有することが大切なのです。

次回の5月26日(金)は、犬は、嫉妬するか?ついてお話をしましょう。