第64回犬の車酔いについて

120427tbc今、TBCラジオに出演してきました。
いよいよ ゴールデンウィークですね。
ペットとのお出掛けもいいですが、連れて行くと ペット中心の旅行になりがち とりあえず連れて行くという考えで行くならば ペッホテルやペットシッターなどの選択も考えたほうが、よいかもしれません。
犬にとって 車のイメージは、さまざまなようで ドライブ大好き!って子もいますし車に乗るのを嫌がる子もいます。中には、車に乗せようとすると暴れ子もいるんですよ。
ドライブ嫌いになる原因のひとつに 車酔いがあります。体調が、悪いときなどに起きます。
犬は、車に酔いやすい
犬は平衡感覚にたいへん優れていますので、その分車に酔いやすいと言えます。じゃあ、車に乗せると酔ってばかりいるのか?というと、そうでもありません。
犬の場合も人間同様、内耳の中に平衡感覚を司る受容器があります。これは、いってみれば「学習」できる器官であり、トレーニングや経験を重ねることで強化することが可能なのです。ですからトレーニングいかんでは十分に車に慣れることができるということ。
人間と同じように酔いやすいタイプ、酔いにくいタイプと体質もいろいろですから、トレーニングを重ねても酔ってしまう子にはあまり無理をさせないように注意したいものです。
生まれて間もない頃はまだ足取りもおぼつかない子犬が、その平衡感覚を発達しきるのは生後10週齢を過ぎてからとされますが(『心理と行動から見た犬学入門』大野淳一著より)、ちょうどそのくらいの月齢で子犬を迎える人も多いでしょうし、社会化にとって大事な時期とも重なります。犬を車に乗せたいのならば、ぜひともトラウマを作らないように、少しずつ段階をふんで楽しい経験をさせながら、トレーニングしてみてください。
ドライブで注意すること
食餌 直前の食餌は避けましょう。車酔いする子は抜いてしまっても。ひどい子は事前に獣医さんに相談されるといいと思います。
長距離の旅行なら2時間に1回くらいは休憩をとりましょう。人も犬も背伸びをしてリフレッシュ!高速道路では緑の多いサービスエリアで。一般道なら公園や川原などを調べておくと

ゴールデンウィーク期間中も天気が良いと車内は、気温が上昇します。犬だけを車に入れて放置するのは、危険ですから止めましょう。
旅行で連れて行く時は、いつものフードを持っていきましょう。
首輪には、名前や電話番号も書いておくと安心です。
万が一のことを考えて狂犬病ワクチンや予防ワクチンの証明書も携帯するのがいいでしょう。

参考文献 なるほど犬の心理行動 西東社
犬の気持ちがわかる本 えい出版社
次回の5月11日(金)は、子どもに犬を欲しいと言われたら‥ について(66回目)お話をしましょう。 

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