第17回ペットにまつわるエトセトラ

100503tbc昨日、5月3日(月)、ペットに まつわるエトセトラ(第17回)の生放送に出てきました。
この写真は、東北放送内に咲いている桜です。仙台より高いせいか 見ごろでした!(笑顔)

迷子のスズメのヒナを見つけたら‥の話をして来ました。
春から初夏にかけては、すずめの子育てのシーズン。ちょうど この時期、「迷子のヒナを拾った。どうやって育てるの?」 という問い合わせが店に来ることがあります。

ヒナであれば ミルワームなどをそのまま与えるか 毛が、生えていないような幼鳥であれば つぶして与えなければなりません。すり餌を与える方法もありますが‥
でも その多くが拾う必要のないヒナの場合が多い。一見、迷子のように思えるヒナも、実は一人立ちに向けてのトレーニングの真っ最中。 まだ親鳥に面倒をみてもらいながらですが、厳しい自然界で生き抜くための知恵を全て学びとらなければならない大切な時期なんです。
この時期に親鳥から引き離してしまうと、空の飛び方やエサの取り方、自分にとってなにが危険なのか、ということを覚えられなくなってしまい、野外で生き抜くことができなくなってしまいます。

野生の小鳥の平均寿命についてはデータ が少ないそうですが、スズメは、1年3ヶ月(保護下では、10~15年)とも言われています。一冬を生き延びたものは経験を積み学習をし、10年以上も生存する可能性もありますが、その割合はヒナの段階からすると1割あるかないか?とも言われています。厳しいですね。自然の中で生きるのは‥

ヒナを育てるのがどうして大変か?というと多量の動物質の食物が必要であったり、栄養が偏ってしまうと障害が現れたり、ヒナがうまく 野生の生活に適応できるような学習をさせられなかったり、といったことがあるから‥。 たとえば、スズメでは一回の繁殖で4200回もヒナに餌を運んだという例が報告されているんですよ。人がいつまでも餌を与えていれば 野外生活に戻れなくなってしまうこともあります。

ところで 大人のスズメは、ちゅんちゅんと鳴きながら エサを食べているのですが、それには、理由があるんです。
鳴くことで 安全と言うか幸せなんだと言う信号をみんなで出し合っていると言うこと。例えばカラスなどの外敵が、現れるのを発見した1匹のスズメが、鳴き止み 静かになった隣のスズメを見て そのスズメも鳴かなくなり それが、連鎖して全体が、鳴き止み 臨戦態勢を整えるんです。そして いよいよ 外敵が、近づこうものなら 一斉に飛び立ち逃げるんですよ。

これから わかる事は、鳥が、鳴いていると言うのは、鳥は、幸せだぁ。と鳴いていると言う事。私達だって 鼻歌を歌うのは、気分が、いい時ですから‥(笑)
ゴールデンウィーク期間中、町を歩いていて 鳥のさえずりを聞く事があると思います。その音を聞けるあたなも幸せなんですよ。
だって緊急事態の時に鳥のさえずりに気付きませんからね‥

不幸せは、すぐ気付くものですが、幸せは、あの時は、幸せだったんだなぁ。と振り返ってみて気付くもの。
でも 小鳥のさえずりを聞いて 自分も幸せなんだ。と気付けるなら この瞬間が、幸せなんだ。と わかることができますよ。(笑顔)

次回の 5月17日(月)は、 ペットを飼おうと思ったら‥(最後まで見る責任 費用について)をお話しましょう。 それでは、また! 聞いてくださいね。

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