3月15日(月)、ペットに まつわるエトセトラ(第13回)の生放送に出てきました。
お題は、ペットの寿命についてでした。
それでは、ラジオの内容そして補足です。
一般に、哺乳動物では、生まれてから性的に成熟するまでの期間の長い動物ほど長寿であることと言われており その種類の最大寿命は性成熟年を5、6倍した年齢と考えられています。この理論で考えれば 小型犬や猫だと性成熟するのが、約1年ですから 寿命は、5年から6年ということになります。
あれっ?そんなに短い?と思われるでしょうが、これは、野生の中で行き抜いた場合のことなんですよ。
実は、動物の寿命には二つの側面があるんです。
ひとつは野生動物にみられる「生態的寿命」(足が、遅くなっただけで獲物が、採れなくなり一生を終える)
もうひとつは、 動物園の動物やペットなど人によって飼育されている動物達で、この場合の寿命は生理的限界に限りなく近づくため「生理的寿命」(飼育)とよばれます。心拍数が、15億回で 寿命が来ると言う説もある。
飼育動物が長生きできるのは、外敵に襲われることがないという条件があります。そのほかに 食事が、安全かつ定期的にとれる。病気や寄生虫の心配が少ない。冷暖房の設備といった配慮された住環境にある。
「動物園の野生動物たちは野生時代にもっていた行動の自由を失いますが、飢餓や病気など苛酷な環境からの解放されるのです。」 生態的寿命は生理的寿命に対して平均的にみますと半分ほどの長さしかなく とても短いと言われています。
飼育下の動物は、長生きといっても もちろん 人間に依存しなければ生きて行けず そういう意味で 飼い主の責任は、大変重いものだと思います。
次回の3月29日(月)は、 犬や猫の寿命についてお話をしましょう。 それでは、また! 聞いてくださいね。